LEE3月号に掲載のおふたりの著書を読みました!【大草直子さん/見て触って向き合って】【昼田祥子さん/1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話】
-
085 むぎちゃん
2025.02.18 更新日:2025.02.19
- 0

数ヶ月前から図書館で予約していたこちらの2冊。なんとLEE3月号の発売のタイミングと揃って私の手元に届き、あわせて読むことができました。
大草直子さん「見て 触って 向き合って 自分らしく着る 生きる」

ファッションエディターとしてご活躍されている大草さんですが、こちらの本ではファッションのみに留まらず美容や健康、インテリアやペットの話まで幅広い内容に触れられています。
本の前半は主にファッションのお話。
写真のない本なのでファッションに関する知識が乏しい私が参考にするのは難しいかなと感じるページが少しありました。(ブランド名やアイテムの説明を聞けばその物をすぐイメージできる方には問題ないと思います。)
ですがタイツの色は靴に合わせると良い、似合いにくいが好きな色を身につけたいときは顔から遠い場所に配置する良い、素材違いのものを組みあわせると奥行きのあるコーデになる(LEE本誌でもよく言われていますよね♡)など、真似できそうなアドバイスもたくさん散りばめられています。
あ、「自然の景色」の中で近くに存在する色同士は相性が良いという話も面白かったな♡
さて、そんな中私が特に興味を持って読んだのは第5章のビューティー&ウェルネスです。
まさに今月のLEEでも特集が組まれている更年期について。
大草さんの「更年期」を「幸年期」に!というポジティブで新しい変換には驚きました。

体調が悪ければしかるべき場所に相談に行き、できる限りのことをする。気付かないふりをしない。
ご自身の辛かった時期の経験と、その時されたこと、現在されている対策についてもお話してくださっています。
「困っている人がいたら手を差し伸べよう」という私たちが子どもの頃から教えられてきたこと。
その手はまず自分に差し出さなければならないのですよね。それを怠れば結果として周りの人を助けることができなくなってしまうのですから。
子どもの身体に不調があればすぐに病院に連れて行くのに、自分のこととなるとついつい放置してしまったりしませんか?
実際に心身に変化が起きた時、「これが更年期?まさか?もう?」と戸惑い、それを受け入れるには少し時間がかかるのかもしれませんが、大草さんのアドバイスを胸に「更年期は対策をすれば怖くない」と唱え近い将来に備えたいと思います。
本の最後では、プライベートな部分に切り込み2024年に離婚されたことについてもお話してくださっています。大草さんは何も諦めていないからこそ離婚するという選択をされたのだなということがしっかり伝わってくるお話でした。
とにかく何に対しても全力で生きる姿が本当に眩しい、大草さんのパワーを存分に感じられる1冊です。

昼田祥子さん「1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話」

昼田さんはファッションエディターというお仕事をされながらも「服を捨てることで人生が開ける」ということを声を大にしておっしゃった勇気あるお方です。
昨年のLEE11月号“「着たい服しかないクローゼット」の作り方”の特集が記憶に新しいですよね。
LEE100人隊のくみさんのお宅訪問記事も多くの注目を集めました。
驚いたのはこちらの本、読み始めてすぐに結論が書かれていたことです。
まるで昼田さんを象徴するかのようなその潔い書きぶりに私は一気に引き込まれてしまい、一晩で読み終えました。
「捨てたら入ってくる」というのはよく聞くフレーズだとは思うのですが、昼田さんやその周りの方々のリアルなエピソードを読むうちに自分も服捨てをやってみたいと思わせてくれる説得力がありました。
自分自身の力を信じること、自分の魅力に気付くこと、何も持っていなくてもあなたはあなただよ♡と愛ある言葉が次々と心に届き、とっても励まされる1冊です。
捨てたい、けれど捨てられない(モノだけでなく様々な思考癖など)
変わりたい、けれど変われないと悩んでいる人に是非おすすめしたいです。

*
”ミーハー心をなくすのは怖い“と書かれている大草さん。
“「ダサい」はテイスト“と表現する昼田さん。
こんな風におふたりのファッションに対する切り口は全く異なるように感じられる一方、これは!!と思う共通点もありました。
お二人の話で共通していたこと
◆ ファッション ◆
それは「何でも着こなそうとしなくて良い!」ということ。
大草さんのお言葉では「狭く深く」
昼田さんのお言葉では「おおいに偏っていい」と表現されていました。
自分の好きをとことん深掘りすればそこに自然と自分らしさや心地よさが生まれるということ。何だかそう言ってもらえるとホッとしますよね♡
◆ 生き方 ◆
それは自分の声を聞くことがいかに大切か、ということ。
大草さんのお言葉では“常に「I(アイ)」で考える癖をつける“
昼田さんのお言葉では、“自信とは「自分の感覚を信じること」“
他者の評価を自分の価値(価値という言葉にそもそも語弊があるかもしれませんが…)と繋げないこと。これって本当に忘れがち。
*
人間は社会的な生き物だから自分の声に従うのみでは生きていけないし人の目も気になって当然。
世の中に順応していけるよう色々な努力を重ね、私も皆さんもここまで生きてきたと思います。
ですが若かった頃には感じなかった不調や体力の衰えが出てくる40代以降、自分をもっと大切にし労いながら生きていくためには今一度、自分の声を聞く力を取り戻したいところです。
自分と向き合うこと=幸せに生きる1番の近道であると確信した今、おふたりの言葉を胸に、そして今月号の「書く力」特集をヒントに、私もひとつずつ自分と向き合っていきたいです。
むぎちゃん

085 - むぎちゃん
主婦 / 東京都 / LEE100人隊
41歳/夫・娘(14歳)・息子(10歳・6歳)/手づくり部・料理部/3年目隊員になりました。転勤族、古くて狭い団地でも楽しく暮らす♪を目指し、少ない持ち物で自分なりに工夫しながら、ベランダ菜園や季節飾りなどを楽しんでいます。趣味は絵画教室・読書・刺繍など。LEE100人隊の皆さんのブログから伝わる暮らしぶりに憧れながら自身も真似できることは取り入れ、暮らしを彩ってもらっています。3年目も楽しく書いていきたいです。よろしくお願いいたします。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。