先月、新年度のはじまりのブログで、「ラストイヤーの今年度は、月に一度【朝食12ヶ月】と題して、季節の朝食をアップしたい」と宣言(?)しましたが、そんなわたしの1月の朝食。
昨年秋ごろから、わたしの中でブームが再燃しているパテ・ド・カンパーニュ。
パテ・ド・カンパーニュ(パテカン)とは、フランス語で田舎風パテ、と呼ばれるフランスの伝統料理、シャルキュトリーの代名詞のような一品です。
ざっくりいうと、マリネした豚肉とレバーペーストを混ぜ合わせ、型に入れてオーブンで焼く料理ですが、お店などで供されるパテカンは、塊肉のままマリネしてミンチにしたり、網脂や背脂で包んだりと複雑かつ手のかかる工程を経て出来上がるイメージ。
お肉の種類やスパイスや具材など、家庭やお店によって個性が出る料理ですが、その分あれこれ配合を変えたりしながら作るのが楽しくもあります。
わが家のパテ・ド・カンパーニュの材料は
わたしが作るパテカンの主な材料はこちら。
•豚ひき肉
•豚かたまり肉
•鶏レバー
あとは玉ねぎ、にんにく、卵、そしてスパイス。
ピスタチオやドライフルーツやナッツを入れるのもおいしくて、毎回組み合わせを考えながら加えています。
ナッツやドライフルーツは、カットした時の見栄えや味のアクセントにもなります。
また、時期に応じてそら豆を入れたり、マッシュルームをみじん切りにして混ぜ込むのも季節感があって楽しくおいしい。
レバーは、レバーそのもので食べるのが実は苦手なのですが、パテカンにはなくてはならない旨味と深みが加わるのでマストの素材です。
余分な箇所をきれいに取り除いて、しっかり下ごしらえをして加えれば臭みや食べにくさは無くなり、旨味に変わります。
網脂(よくシャルキュトリーで売られているパテカンの表面を覆っている、白い網状の脂です)の代わりにベーコンでしっかり包み、ローリエをのせて、オーブンで蒸し焼きにするだけ。
工程は、実はさほど難しくないけれど、なんとなく日常的ではないからか、持ち寄り会などに1本で持参すると、おぉー!と喜んでもらえてうれしくなります。
(焼く前)

(焼いた後)

パテドカンパーニュがある日の朝食

ありあわせの野菜のお惣菜を盛り合わせただけでなんだか素敵に見えるのがいい。
粒マスタードも、最近は好みのビネガーで手作りするのがお気に入りなのですが、自家製の特権で思い切り好みに寄せた粒マスタードのぷちぷちした感じとパテカンがよく合う!
(もはや朝食というよりワインを飲みたくなる!)

今回作った粒マスタードは、お気に入りのいちじくのビネガーで作ったもの。
酸味がやわらかくておいしくできました。
合わせたパンはカンパーニュ。
ちなみに薄くスライスしたパテカンと野菜をパンにサンドにするのもおすすめの食べ方です。
昨晩作ったクラムチャウダーも一緒に、もりもりな朝食となりました。
パテカンは食べきれない時は、冷凍ストックも可能です。

TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき