055まぁちです。今回は、エッセイ風に挑戦しております!笑 ご笑覧くださいませ。

大分空港から1時間半ほど車を走らせると、これぞ湯けむりといった趣の湯けむりがもくもくと立ち上った別府温泉郷がみえてくる。血の池地獄や海地獄の懐かしい雰囲気の漂う看板に後ろ髪をひかれながらも、さらに30分ほど車を走らせると湯布院に到着した。
狭い道で立ち往生するのが目に見えていたので、ちょっとお高いが手前にある駐車場に入れてしまった。次来たときはもうちょっと勇気出して中に進めば、1日400円という破格の駐車場があるよと、未来の自分へのメモを残したい。
石畳で風情ある街並み。インバウンドであろう外国人ご一行が半数以上を占める雰囲気で、「日本の魅力はちゃんと伝わってるだろうか?」なんてどうでもよすぎる心配をしながら、法事まで1時間半しかない自由時間を余すことなく楽しみたく、急ぎ足で「亀の井別荘」まで向かう。
亀の井別荘は駐車場から徒歩10分ほどでついた。玉砂利が敷かれ、美しい木々は少し色づき始めており、余計な装飾がなく上品だけど懐深いかんじが、お寺や神社のようだなぁ~なんて嬉しくおもいながらルンルンと歩いた。
入り口からほど近いところ、お土産ものなどを売っている建物の二階がお目当てのカフェ「天井桟敷」だ。夜には「バー山猫」となる。映画のタイトルのような、物語りを感じさせる2つの店名に胸が躍る。天井桟敷と書かれた看板のかかったドアを開け、店員さんに「予約とかしてないんですが、入れますか?」と聞くとすんなり。窓際のいい感じの席に通してくれた。
席は様々で、天井桟敷の名にふさわしく階段を上ったバルコニースタイルの席もあれば、大きな円卓もある。木枠の美しい窓からは、絵画のように美しいモミジの木々が見える。余計なものが何一つない光景に思わずニマニマ。椅子もテーブルもなにもかも、美しく考え抜かれたしつらえ。椅子の座り心地の良さったら!



テーブルの上には、新潮文庫かと思うような素敵なスタイルのメニュー表がおかれていた。ビーフシチューなどの食事系メニューもあるのだが、11時まではモーニングも頼めるということで迷わずモーニングにした。正確な金額は忘れてしまったが、えっこんな値段でいいの?!と驚くような値段だった。
オーダーしてすぐに、恭しくかぼちゃの温かいスープと温泉卵が運ばれてきた。美しい器に入ったスープが滋味深く美味しい。ほどなくして、サラダ・トースト・シャルキュトリー・桃のジャムとバターの乗った豪華なプレートが運ばれてきた。トーストは分厚くもっちもちで、桃のジャムとバターをたっぷりのせていただく。シャルキュトリーも本格的な鴨のローストがとてもおいしかった。ペロッと平らげ、食後のオリジナルブレンドコーヒーを頂く。窓辺の色づきはじめたモミジが美しく、「はぁ、幸せ」とじんわり幸せに身を浸す。大げさなようで大げさじゃなく、生きていてよかった。とこういう瞬間に感じる。


食後は近くの金鱗湖まで散歩。こちらは韓国や中国から来たであろう観光客で大賑わい。少しだけ滞在してまた亀の井別荘に戻り、先ほど見かけたお土産屋へ。オリジナルジャムは種類豊富で、珍しいいちごミルク味を買ってみた。トーストに塗るのが今から楽しみだ。
気づけば1時間以上たち、メーターがあがって駐車料金は1000円。次回は奥にある400円の駐車場に停めて、1日散策したい。何なら亀の井別荘に宿泊もいいな。山荘無量塔も気になるな。なんて妄想を膨らませながら、法事に遅れないように車を走らせた。
※撮影・掲載許可いただいております。
055 まぁち

055 - まぁち
会社員 / 神奈川県 / LEE100人隊
36歳/夫・息子(2歳)/料理部・美容部/気付けばLEE100人隊も3年目……!更新頻度は亀ペースですが、子育てのこと、日々の気付き、本当に買って良かったもの、旅先で行ってよかったお店などをご紹介しています。少しでも「読んでよかった〜」と思っていただけるように更新頑張ります! コメント返しもなかなかできておりませんが、すべて読んで励みにしています。ありがとうございます♡
この記事へのコメント( 2 )
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えいちゃん
お腹が空いた状態で食べる朝食、最高ですよね!! ジャムも美味しそうですね^^ 休日の朝ごはんが最高になりそうですね。
2024.11.19
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055 まぁち