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雪印メグミルク野田工場「みるくるわかる工場見学」ツアーへ!/千葉

  • TB はな

2025.06.12 更新日:2025.07.22

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Factory Tour!!

牛乳・コーヒー・ジュース・フルーツヨーグルトの製造工場

雪印メグミルク野田工場「みるくるわかる工場見学」ツアーへ!

或る日曜日、千葉県野田市にある、雪印メグミルク野田工場の「みるくるわかる工場見学」ツアーに次男(小6)・末っ娘(小3)+私…の3人で参加して来ました。野田工場は1989年に操業を開始し、約60,000㎡(17,800坪)という広大な敷地の中で、主に牛乳、コーヒー、ジュース、フルーツヨーグルトなどの乳製品を製造しています。「毎日骨太 MBP®」や「ナチュレ恵megumi」、「Dole®」シリーズなど、お馴染みの商品がここから全国に届けられていると思うと、グッと身近に感じられますね。(ちなみに雪印メグミルクの海老名工場を訪れた時の過去記事は以下の通りです↓)

↑この時も次男+末っ娘+私…の3人で訪問しています。

工場見学は参加費無料、見学実施日は月・火・木・金・日曜(祝日・年末年始を除く)。雪印メグミルクの工場の中でもここ野田工場は日曜日にも見学実施日が設けられているのが有り難いですよね…!!さらに、駐車場完備。車でアクセスしやすいのも嬉しい。見学スタート時間は10:00~/13:30~/15:15~の1日3枠(但し、15:15~は団体のみ受付)。見学所要時間はおよそ80分。工場の概要説明やビデオ上映に続き、ヨーグルトの試飲タイム、牛乳・ヨーグルトなどの実際の製造ラインを窓越しに見学…という流れです。見学予約はすべて公式HPからの事前予約制。こちらの工場に関しては特に年齢制限が設けられてないそうです!

雪印メグミルク野田工場エントランス外観写真。みるくるわかる工場見学の表示。

まずは受付を済ませて、PRルームへ。

【Part.1】

テーマは「ミルクのぜんぶ、まるわかり工場」!コンセプトは「ワクワクのある体験」!

牧場をイメージして作られたPRルームでVTR視聴

まずは、牧場をイメージしたPRルームへ。野田工場はコロナ禍を経て見学施設を全面的にリニューアル、2023年2月10日に「みるくるわかる工場見学」として見学ツアーが再スタートされました。テーマは「ミルクのぜんぶ、まるわかり工場」。

PRルームでは、「牛乳が食卓に届くまで」の流れをVTRを視聴して学びます。(VTR画面は写真撮影NGです)雪印メグミルクの製品が出来るまでの工程、品質・安全へのこだわりなどを分かりやすく紹介するだけじゃなく、「酪農から食卓まで」──VTRでは酪農家さんが朝早くから搾乳する作業の様子やタンクローリーでの集乳、厳格な検査、製造ラインでの加工プロセス、出荷までを丁寧に追っています。これほど多くの人と工程が関わっていることに改めて気付かされます。CGやアニメを交えて説明してくれるので小学生の次男や末っ娘でも理解しやすく、「なぜ殺菌するのか?」「どうやって安全を守っているのか?」などの素朴な疑問にも答えてくれる内容。また、「見えない部分こそ丁寧に」をモットーにした検査体制や衛生管理についても紹介が。企業としての真面目さや誠実さが伝わって来て、特にエアシャワーのくだりでは、工場で働く人の意識の高さが滲んでいます。

【Part.2】

知れば知るほど、牛乳がもっと好きになる!

PRルームでの展示パネル「おしえて!ミルクのひみつ」など

工場見学のスタート地点、PRルームは明るく清潔感溢れる空間で、子どもも大人も思わず引き込まれる展示が並びます。中でも印象的だったのが「おしえて!ミルクのひみつ」コーナー。牛乳の成分や栄養についてはもちろん、酪農家さんのお仕事の1日、乳牛がどんなものを食べているのか、搾乳から出荷までの流れなど、普段意識することの少ない「ミルクの裏側」がパネルや模型、映像などを通して分かりやすく紹介されています。

「牛は1日に○リットルの水を飲むんだよ!」などの豆知識や、「どうしてホルスタイン種が多いの?」などの数々の疑問に答えてくれる内容です。また、日本の酪農の現状や課題に触れたパネルもあり、「酪農家の数が減っている」という事実にドキッと…。暮らしの中で何気なく飲んでいる牛乳の向こう側には、たくさんの人と努力と支えがあるのだと実感します。

安心・安全の舞台裏、丁寧な仕事ぶりを通して「ミルクの魅力をもっとしっかり伝えたい」という企業側の姿勢がしっかり感じられる展示でした。

PRルーム全体を通して、「知れば知るほど牛乳がもっと好きになれる!」と感じました。

【Part.3】

製造ライン見学前に

牛乳・ヨーグルトの試飲・試食タイム♩

製造ライン見学のフルアテンドツアーへ出発する前に、PRルームでそのままメグミルク牛乳の試飲と、ナチュレ恵ヨーグルトの試食タイム!瓶詰めのメグミルク牛乳、初めて見ました。ミニサイズの瓶が可愛らしい。

雪印メグミルク野田工場での見学ツアー中の試食タイム。おいしい雪印メグミルク牛乳と、恵ヨーグルトの写真。手前にはスプーンが置かれている。
恵ヨーグルト、私はいちご味でした♩

ヨーグルトの容器の蓋の裏にヨーグルトがくっつかない特殊加工が!!蓮の葉っぱの撥水作用をヒントに、蓮の葉の繊毛の凹凸をアルミ箔の表面で再現しているのだそうです!

雪印メグミルク野田工場のPRルームにて、牛乳とヨーグルトを試食中の小学生男女。
雪印メグミルク野田工場での「みるくるわかる工場見学」ツアー参加中、牛乳とヨーグルトを試食中の小学生男女

ここからは、いよいよ製造ライン見学のフルアテンドツアーへ…!!(※製造ラインは全て撮影NGです)



【Part.4】

牛乳製造ライン

エアシャワー体験/牛乳ができるまでの製造工程

食品を扱う場で何より大切なのは清潔。工場で働く人達の徹底した衛生管理について紹介されています。衛生管理のプロセスの一つ「エアシャワー体験」ができる他、ユニフォームの着方や手洗いの基本を学びます。

そして牛乳製造ラインへ。生乳はまずゴミや異物を除去し、雪印メグミルク独自の「低温脱気製法」によって酸素を取り除きます。この工程が、加熱殺菌による味の変化を抑え、より「搾りたてに近い味わい」を守っているのだとか!次に「均質化(ホモゲナイズ)」という工程で脂肪球を均等にし、シェル&チューブ式熱交換機により、130℃・2秒間かけて殺菌しすぐに冷却、そして貯乳へ。雪印メグミルクが誇る「おいしさW技術」、「低温脱気製法」と両輪を為すのが、「赤い遮光パッケージ」。赤は遮光性が高く風味劣化を抑える効果があるそうです!何気なく飲んでいる牛乳の裏側に、このようないくつもの丁寧な工程があることに改めて驚かされます。

【Part.5】

24時間365日動き続ける!

コントロールルーム

牛乳製造ラインを見学した後に案内されたのは、「コントロールルーム」。工場全体の動きを24時間365日、3交代制で管理している場所です。製品の製造履歴を遡れる「トレーサビリティ」システムも導入されており、安全管理体制の徹底ぶりに感心してしまいます。

【Part.6】

ジュースやLL(ロングライフ)製品の製造・充填ライン

「Dole®ジュース」・「毎日骨太 MBP®」

雪印メグミルク野田工場では、牛乳だけでなく「Dole®ジュース」や「毎日骨太 MBP®」などのロングライフ製品も製造されています。プレート式殺菌加熱法を使って無菌状態を保つことで、保存料を使わずに90~180日間の常温保存が可能なので、ツアースタッフさん曰く「ローリングストックにもオススメです」とのこと!紙パックは元はロール紙で巻かれてあり、1ロールあたり15,000個分の紙パックを成形することが可能。6層構造の紙パックや、日付の印字、ストローを1本ずつ紙パックに付着させて行ったり、透明のシュリンク包装まで…、驚くほど高速で正確に進んで行きます。1時間に24,000本というスピードで紙パックに充填される「A3 Speed Jaw System」にも圧倒されました。

「毎日骨太 MBP®」は3・4号機で充填され冷蔵庫へ。キャップ付きボトル容器への充填は1時間に9,000本!機械と人でしっかりと検査され、紫の倉庫へロボットによって運ばれる様子も見ることができました。

【Part.7】

牛乳の紙パック充填ライン

次はお馴染みの牛乳紙パック充填ラインです。メグミルクの牛乳が、1号・2号充填機で1時間あたり14,000本ずつ充填されて行く様子を見学。学校給食用の3号機(最大16,000本/h)はこの日はお休み中でしたが、その存在感にちょっと感動。容器は紫外線(UV)殺菌されてから使用されるなど、ここでも衛生管理が徹底されています。そして検査を経て出荷へ。

【Part.8】

官能検査/出荷/サステナビリティへの取り組み

製品は出荷前にしっかりと検査され、安全性を確認してから倉庫へ。雪印メグミルクの野田工場はコンピューターやロボットが製造ラインを担う「大規模自動化工場」ですが、工場内には専門の官能検査員がいて、味や匂い、見た目の最終チェックは全て人の感覚で行われており、ここだけは機械に任せることが出来ないのだとか!野田工場では全社員が味や匂いを確かめる訓練を月1回のペースで受けていて、その中でも年2回実施される試験に合格した人だけが「官能検査員」になれるのだそうです。

雪印メグミルクのサステナビリティへの取り組みを紹介する展示パネルもあり、環境に配慮した製造や、再生可能エネルギーの活用など、「未来のミルクづくり」にも力を入れていることが伝わって来ました。たとえば工場から出るさまざまな廃棄物をリサイクル業者を通じて再資源化に取り組み、リサイクル率100%(ゼロエミッション)を達成、1Lの牛乳パック6本分で1ロールのトイレットペーパーを1本分に再生出来ているとのこと…!

【Part.9】

見学ツアーの終盤

瓶牛乳・フルーツヨーグルトの製造・充填ラインと「ミルクの木」

見学ツアーの終盤では、いよいよ瓶牛乳、フルーツヨーグルトの製造・充填ラインを見学!「ナチュレ恵 megumi」フルーツヨーグルトなど、プラスチックの容器の成形から充填、上蓋のシール、賞味期限の印字、パック包装まで全てがスピーディーに流れるように行われていました。ツアーの最後に出迎えてくれたのは、木を模したインスタレーション「ミルクの木」。ミルクの恵みが私達の暮らしを支えてくれていることを、静かに語りかけてくれるような印象の展示でした。(ここも撮影NGでした)

【Part.10】

記念撮影!

フォトスポットいろいろ

見学ツアーが終わった後は、用意されているフォトスポットで記念撮影を…!

雪印メグミルク野田工場のフォトスポット1。フォトプロップスを持って撮影する小学生男女。
フォトプロップスがたくさん用意されていました!
雪印メグミルク野田工場のフォトスポット2。顔はめパネルを持って撮影される小学生男女。
(※トップ画と同じ写真です)

こちらは、海老名工場でも見かけたトリックアートのフォトスポット!

雪印メグミルク野田工場のフォトスポット。トリックアートが楽しめる。

【Part.11】

最後に

工場からのおみやげは

最後に、工場からお土産を頂きました!

雪印メグミルク野田工場の見学ツアーに参加後、お土産をもらう様子。

海老名工場でも頂けた、赤いパッケージのメグミルク牛乳パックを模した消しゴムと、Dole®ジュース!!

雪印メグミルク野田工場の見学ツアーのお土産は、Dole®ジュースと消しゴム。りんご、グレープ、オレンジ味が並んでいる。メグミルクの赤いパッケージを模した消しゴムが可愛らしい。

見学ツアーを終えた後は、工場で働く人々の丁寧な仕事ぶり、製品作りへの誠実な姿勢を学び終え、さらにツアースタッフさんが本当に親切で感動…!これから冷蔵庫の牛乳パックを見るたびに、「あの工場で作られたのかな」と思い出し、もっと美味しく感じられそうです。ちなみに子ども達はこの見学ツアーでの試食を機に、すっかり「ナチュレ恵みmegumi」ヨーグルト(いちご・ブルーベリー)のファンに!!

私達の毎日の暮らしに欠かせない牛乳や乳製品が、たくさんの人の手と技術、そして想いによって支えられているということに改めて気付かされました。「美味しい」は目に見えない舞台裏で積み重ねられた丁寧さの上に成り立っているんですよね。工場のスケール感や、未来に向けた取り組みを間近に見ることができ、地球規模で抱えている課題にも目を向ける良いきっかけにもなりました。それ以前に、「酪農から食卓まで」、「ミルクのぜんぶ」を知り、大人も子どももワクワクしながら巡れる工夫が満載で、まさに「見て、聞いて、感じて」五感で楽しく学べる見学ツアーでした!

雪印メグミルクは全国6つの工場で工場見学ツアーを実施しているようです。その中でも阿見工場、海老名工場、野田工場、京都工場はWebにて予約が出来ます◎気になる方はぜひ公式HPをチェックしてみてくださいね。

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊 / はな

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主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー

42歳/夫・息子(14歳・12歳)・娘(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナ ペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロ、無印良品など。ファッション・インテリア・お料理などLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。17年間専業主婦→パートを経てフルタイムで働き始めました。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。

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