日本の勤労感謝の日と同じ日、アメリカでも感謝祭の祝日でした。
今年は旅行の予定もなく自宅でのんびりと。
昨年は旅行を言い訳にスルーしたサンクスギビングのお料理作りも、
今年は少しだけやる気になり、家族でサンクスギビングディナーを囲みました。
記録もかねて今回準備したものをご紹介。
準備編:買い出し
通常サンクスギビングにはターキーを食べるのですが、息子が「ターキーは嫌、ハムがいい」という事で、今回はハムを調理することに。
私もターキーの内臓の処理など良く分からないので、内心ハムで良かったと。
少し前にトレーダージョーズへ行ったときに特設コーナーが出来ていて、ここで一通り揃いそうと、2日前に再びトレジョへ行くと。
全然ない!
ハム専用の冷蔵ケースがあったのに、ケースごとなくなっていて、買おうと思っていた生のクランベリーもなくなっていました。
「サンクスギビングのお買い物は早めに」。
心に刻みました。
VONSという別のスーパーで無事塊のハムをゲットし、クランベリーソースが作れない代わりにグレイビーソースを購入。
ハムに合うかは分からないけど、マッシュポテトにかけたりするのかな?
後は旦那さんがスタッフィングを食べたいという事で、ミックスも買ってきました。
通常はターキーのお腹に詰めて焼くものです。
準備編:テーブルセッティング
当日、久々にテーブルクロスを取り出し、アイロンをかけ、テーブルへ。
テーブルの上には、お部屋に吊るしているドライフラワーの中で秋色っぽいものを集めてブーケにしたものを飾りました。
そしてモチベーションを高めるために、大好きな器を並べていきます。
まずはデザート「キャラメルアップルタルト」
お料理はとりあえず一番好きなスイーツ作りからスタート。
ハムを焼きだすと3,4時間はオーブンを独占されるので、先にオーブンが必要なスイーツを終わらせました。
通常サンクスギビングのお料理に合わせるのは「パンプキンパイ」で、スーパーにも出来上がっているパンプキンパイがたくさん売られています。
が、我が家では恐らく人気がないだろうと予想し、今回は自分が食べたいキャラメルアップルタルトを作ることにしました。
くし形に切ったりんごをキャラメリゼして、
準備したタルト型+アーモンドクリームの上にのせていきます。
りんごが小さかったので、バラのような形にしてみました。
キッチンに良い香りが広がり、焼き上がり。
綺麗に焼けましたが、型からうまく外せず、不本意ながら型のままテーブルへ。
メインのローストハムづくり
オーブンが空いたので、メインのローストハムへ。
網を外して、バットにのせ、1時間ほどロースト。
次にハムについてきた「ブラウンシュガーグレイズ」をお鍋であたためてソース状にし、ハムに塗っていきます。
お鍋でグツグツしていると、スパイスの良い香りが。
周りに野菜も入れてロースト野菜にします。
ハケでソースを塗って、オーブンで焼いてを3回ほど繰り返し、完成。
時間はかかるけれど、ソースもついているし、とっても簡単です。
ハムが大きすぎて、可愛くないバットにしか入らなかったのが残念ですが、ツヤツヤ、こんがり、美味しそうに焼けました。
コブサラダ、おつまみプレート、マッシュポテト、スタッフィングも
お肉だけだと胃がもたれるので、コブサラダと
おつまみプレート、
後はマッシュポテトとスタッフィングも作りました。
最近は夕方5時には暗くなってしまうので、薄暗くてブレブレの写真しか撮れませんでしたが、こんな感じでお料理が完成。
家族で美味しくいただきました。
リクエストしただけあって、息子もパクパクとハムを食べてくれて一安心。
ただかなりの巨大さなので、3人で食べた後も全然減った気がしません。
しばらくはハム生活が続きそうです。
おまけ:翌日のアレンジ
翌日の朝ごはんは、残ったアップルタルトを温めて、アイスクリームを添えて。
りんごとバニラアイスの相性は抜群です。
お昼ご飯には、ハム消費のために、ハムとブロッコリーのペペロンチーノを作りました。
後は炒飯アレンジにすれば、ハムも使い切れるかな。
アップルタルトはすぐになくなってしまったので、リベンジも兼ねてまた作りたいと思います。
サンクスギビングディナーを作ってみて
アメリカのスーパーには完成した食材もたくさん売っているし、混ぜるだけのミックスや簡単に調理できるものも多くて、頑張らなくても皆がサンクスギビングディナーを楽しめるのが良いなと思いました。
女性でも働いている人が多いし、皆忙しいので「お金で時間を買う」という感覚の人が多いように思います。
知り合いのアメリカ人も、「今オーブンが壊れているからスーパーで全部セットになったものを買う」、と言っていました。
それでも皆サンクスギビングを楽しみに、1,2週間前から「ディナーにはターキーを食べるの?うちはね~」などとウキウキと話す姿は微笑ましく。
我が家も旅行に行かない時はこうして家族でお料理を囲んで、息子に楽しい思い出を作ってあげられたらいいなと思います。
カーリー
主婦 / 奈良県・アメリカ /
40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。
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カーリー