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暮らし発見

【発達凸凹】#8 特別支援学級のこと、あれこれ。

  • ツナ

2023.10.05

  • 4

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こんにちは! 059ツナです。
今年度も後半に突入、そろそろ来年度の進学・進級に向けて準備を始める方も少なくないんじゃないかな。

そんな今回は久しぶりに「シリーズ・発達凸凹にまつわること」。8回目は特別支援学級のことを書きたいと思います。
来年度、支援学級の利用を検討している方の参考になればうれしいです。

特別支援学級の種類・指導方法などは設置する学校によって様々かと思います。こちらではあくまでも息子(が通う学校および支援学級)の場合について書きますので、いずれも参考程度に捉えていただければ幸いです!

◎過去の記事はこちらです↓
#1 発達検査を受けるまで。
#2 発達検査を受けてみて。〜私が感じたそのメリット
#3 二次障害を防ぐために。~発達検査結果から見えること
#4 感覚過敏だけじゃない!?~特性見きわめの難しさ
#5 感覚過敏ってどういうこと?~聴覚過敏を正しく知る
#6 ありのままを受け入れる。~療育を受けないという選択
#7 “普通”の呪縛と同調圧力を考える。

特別支援学級ってどんなところ?

簡単に説明すると、学校生活の中で特別な支援を必要とする子どもを対象にしたクラスのこと。一人ひとりに合わせた学習・自立活動の指導を行い、発達凸凹による困難を克服できるようサポートする場とされています。
少人数制で、1クラスに異なる学年の子が在籍するのが特徴です。

その種類はさまざまで、ASD(自閉スペクトラム症)の息子は入学時より”自閉症・情緒障害特別支援学級”と呼ばれるクラスを利用しています。年度によって変動しますが、在籍するのは6~7人といったところでしょうか(上限は8人)。
「算数の時間だけ利用する」「気持ちが落ち着かない時だけ利用する」という子もいれば、1日の大半をここで過ごす子も。

百聞は一見に如かず。まず見学へ!

息子は保育園年長時に正式にASDと診断されました。
その頃は園でも集団行動に加われないどころか、慣れ親しんだお友達がいる教室にも入れない状況。就学後、他の子たちと机を並べて学習するなんてとてもじゃないけど無理!おそらく息子にとっては特別支援学級を使うのがベターなんだろうなぁ。

そうはいっても支援学級ってどんなところ?私自身ぼんやりしたイメージしかなかったため、息子を連れて事前に見学させていただくことにしました。
見学手続きは園を通して行いました。

発達障害 発達凸凹 ギフテッド

実際に支援学級での授業風景を見せていただいた時、ほっと安堵したのを覚えています。個々のペースに合わせた学習指導、状況に応じたSST(ソーシャルスキルトレーニング)など、「息子もここなら大丈夫そう…!」と心が軽くなったんです。
45分授業の一部を学習に充て、残りは”リラックスタイム”と称して自由に過ごす…というのが特徴的でした。集中力が続きにくい特性の子にはありがたい措置です。

息子の反応も上々だし、もはやメリットしか見つからない。特別支援学級を使わない手はないでしょ!

息子にとってベターなのは?
葛藤もありました…。

でもすぐに利用申請とはいきませんでした。
主治医からも「念のため籍を確保しておくのがベター」と言われているけど、息子が色眼鏡で見られてしまうのでは…という不安が私にあったからです。

口さがない子にからかわれたり、いじめられたりしないかな?
何より息子自身に、ネガティブな意味合いで「ぼくはみんなと違う」という意識を持たせたくなかったんです。

支援学級は息子にとって吉と出るか、凶と出るか。迷いに迷ってすでに支援学級を利用している先輩お母さんに相談すると、こんな言葉が返ってきました。

子どもも小さいうちは物事をフラットに捉えるから、支援級利用も「○○くんは時々別の教室で勉強するんだ」と思うだけみたい。
入学時から利用することで、周りも本人も”自然なこと”として受け入れやすい気がしたよ。

なるほど、確かに…!
その他にも支援学級での具体的な指導例、それによるお子さんの成長を伺えたのも安心材料に。納得し、満を持して利用申請をしたのでした。

ちなみにモヤモヤ悩んでいたのは私のみ。夫は「支援学級を使おう」とあっさり決めていました。
起こりうるリスクを想定して極力トラブルを減らしたい私と、「何か起きたらその都度対処すればOK」という夫。この好対照具合がいつも私のモヤモヤを大きくする。。



申請、そして受理。
入学時から利用開始することに。

年長時から市と園で連携した就学前相談を受けていたこともあり、特別支援学級の利用申請は保育園を通して行いました。

病院での診断書・発達診断検査(WISC)結果を園に提出したんだったかな。4月から在籍するにはギリギリの11月に申請を行い、教育委員会等の審査を経て受理されたと記憶しています。

ここ重要!

別途申請が必要にはなりますが、支援学級を利用する場合「特別支援教育就学奨励費」という制度が受けられます。家庭の収入に合わせて学習に必要な費用の一部が支給されるもので、ランドセルなど入学時に必要なものも支援対象になるんです。
新入学の場合、入学準備としての補助もありました。

特別支援教育就学奨励費 特別支援学級 発達障害 発達凸凹

通院や療育など何かと出費も多いので、こういうサポートがあるのはありがたい!
対象となるもの・支給金額の上限などは自治体によって異なるようなので、詳細については事前にチェックしておくのがベターかなと思います。

***

ブログタイトルに「あれこれ」と入れたわりに、支援学級を利用するまでの話だけでこの長文…。支援学級を実際に利用してみた体験談、これこそが肝心なのに!
毎度まとまりのない文章ですみません。。

入学後の息子の様子は?
支援学級で落ち着いて過ごせている?

次回はそんな話を綴りたいと思います。
早くも長文になる予感がしていますが、引き続きお付き合いいただけたらうれしいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました◎

ツナ

主婦 / 長野県 /

44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。

この記事へのコメント( 4 )

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