暮らし発見

【発達凸凹】#4 感覚過敏だけじゃない!?~特性見きわめの難しさ

  • ツナ

2023.03.09

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こんにちは! 059ツナです。
LEE4月号、発売されましたね♪
レスポートサックのポーチはなんとしても入手したい!早く買いに行かねば…と焦っています。笑

さて、LEE3月号の特集に便乗して始めた「シリーズ・発達凸凹にまつわること」はまだまだ続きます。
今回はその4回目です。

◎過去の記事はこちらです↓
#1 発達検査を受けるまで。
#2 発達検査を受けてみて。〜私が感じたそのメリット

【発達凸凹】#3 二次障害を防ぐために。~発達検査結果から見えること

一筋縄ではいかない!
特性の見きわめが難しい件。

#3にも書いたように、息子はASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けています。

以前なら「アスペルガー症候群」と呼ばれたタイプで、一見凸凹は見えにくい。
ですが、双方向コミュニケーションが苦手(話が一方的になりやすい)、こだわりの強さ(ルーティンの乱れが苦手)などの傾向が見られます。

【小児精神科医 広瀬宏之さんに教わる】凸凹がある子どもの傾向、障害との違い


だけど息子の場合、感覚過敏はこれといってなさそうな感じ。よかった~。

…と安心していたあの頃の私に喝!
うちの息子

おそらく、ではありますが

「感覚鈍麻」 な方でした。。

感覚過敏だけじゃない!
「感覚鈍麻」なケースもあるんです。

「感覚鈍麻」とはその名のとおり感覚が鈍いこと。
ASDの特徴のひとつとされる感覚過敏ほどクローズアップされていない印象ですが、発達凸凹でこれに該当する方も少なくないようです。
私の推測ではありますが、おそらく息子は「痛みに対する感覚が鈍い」タイプだと感じています。


気づくきっかけとなったのは、息子の特性がいちばん強く出ていた年長時代のある日のこと。保育園から息子がケガをしたとの連絡が入ったんです。
息子は感情が高ぶって教室に入れず、1人で教室外へ。イライラして置いてあったガラスの水槽を蹴飛ばしたところ、割れてその破片で足をケガしたとのことでした。

慌てて迎えに行くと、息子は処置をしていただいてすっかり落ち着いた様子。ケガをした時も泣くことはなく、事態に驚いたのか、ただただぼんやりしていたそうです。
私が「痛くない?」と聞いても「大丈夫」。その足で外科に向かって処置していただきましたが、その際もいつも通りの元気さでほっとしていました。
ケガも比較的小さく、2~3日後には普通に歩いたり走ったりできるように。大事に至らなくてよかったー。


それから1ヵ月ほどたった頃でしょうか。
保育園にお迎えに行くと、先生から「足が腫れているようですが…ご存知ですか?」と言われました。
見ると確かにケガをした部分が腫れてる!しかもなんだかヤバい色…。全然気づいてなかったー。

再度外科で診てもらうと「ガラス片が埋まっている可能性がある」とのこと。後日、紹介された病院でレントゲンを撮ってもらうとビンゴ!すぐに手術入院となりました。
 :
切開手術で出てきたガラス片は思いのほか大きく、医師から「相当痛かったでしょ?よく我慢してたね」と言われたほどでした。
ところが息子は「全然!なんともなかった!」と余裕。「ウソでしょ…」と絶句した母との温度差はすごかった。

むしろ非日常を楽しんでいた息子、入院~手術の一連は彼の中で”武勇伝”と化しました。親の心子知らずってこのことですね…。

調べて記憶をたどると…
思い当たる節がどんどん出てくる!

ケガの一件で息子の感覚に疑いを持ち、調べて知ったのが前述の「感覚鈍麻」でした。記憶をたどると思い当たる節がありすぎる…!

乳児の頃から予防接種で泣いたことがなかったし
(泣いている子を不思議そうに眺めていた)

転んでも泣くことはほとんどなかったし
(「痛い」とつぶやいてすぐに立ち上がる)

その他にも諸々。
その都度「強い子だね~」と感心していたけど、もしかして痛みを(あまり)感じていなかったのか…!

ネットで調べてみたところ「見た目でヤバいと分かるほど悪化してからケガに気づいた」「他人から言われるまでケガに気づかなかった」等の体験談が続々と出てきました。もう、恐怖でしかありません…。



想像力が大事、と言われるけれど。

人の感覚については想像するしかないし、感覚過敏のように不快そうな反応が見えることもない。子どもの感覚鈍麻に気づくのは相当難しいのでは?と感じています。

息子にしても、日常生活の中で「痛い!」と反応することは普通にあります。ぶつけた時とか。だからこそますます理解しがたくて。
想像するに、あまりに咄嗟/想定外なことでフリーズ状態に陥った時のみ痛みを感じにくい、とか?わからん。。

今回ブログを書くにあたって再度調べたところ、息子は”のどの渇きに鈍い”疑いも浮上しました。他にもまだまだ出てきそうで怖い。
「お子さんを理解するには想像力を働かせましょう」と言われるけれど、母の想像力にも限界はありますよ…。

何度言ってもこまめに水分を取ることができない(忘れる?)息子は一気飲みが基本。でもフラペチーノはさすがにちょこちょこ飲みでした。笑

ともあれ。
トラブルには見舞われたものの、早めに気づけてよかった。ポジティブに受け止めつつ「こういうパターンもあるよ」という情報をシェアさせていただきました。
少しでもどなたかの参考になればうれしいです。

くり返しますが、こちらはあくまでも私の推測に基づくものです。感覚鈍麻については医師から診断があった訳ではありませんので、その旨ご了承くださいませ…!


ここからは余談です。
先日登校中に派手に転んだ息子。一瞬フリーズしたものの、すくっと立ち上がって何事もなかったかのように走り出しました。
よかった、ケガしなかったみたい。
(今も途中まで登下校の付き添いをしています)

と思ったけど、やっぱりケガを負っていた模様。
保健室で処置してもらって家で経過観察中ですが、なかなかに大きな傷。一度外科で診てもらった方がいい?このまま治癒を待てばいい? わからん…。
息子が平気そうなだけに判断がつかず、地味に悩ましい日々を送っています。

発達凸凹 発達障害

こればかりは安心しちゃいられません。

すみません、最後にちょっとだけボヤきました。笑
感覚過敏にまつわる話も書くつもりでしたが、長くなったので次回に改めたいと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました◎

ツナ

主婦 / 長野県 /

44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。

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