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暮らし発見

【震災の日】今伝えられることを、少しづつ。

  • 100 pony

2023.01.18

  • 10

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こんばんは、ponyです。今日はちょっと真面目回…。
昨日は阪神・淡路大震災があった日です。
昨日朝、OURHOME EmiさんがVoicyで震災の日のことを、話されていました。
地鳴りの突き上げる音や、体育館の様子、配布されるおにぎりが皆取り合いになっていたことまで、鮮明に覚えられていて、お驚きました。思い出したくない辛い記憶かもしれないのに、きっと今後のみんなの防災のためにお話しされていて勇気がある方だと思いました。私もできることがあるのでは、と少しお話しさせていただくことにしました。

中学2年生、新春。

私はというと当時中学2年生、
まずはじめにドーンという音がして、大きな揺れが長く長く続きました。
母は揺れる中、私と弟の名前を呼びつつ階段を上がってきて、抱えてくれました。
父は眠っていましたが、起きてきて、腕を組んで何かを考えている様子、とても落ち着いた様子でした。
大好きだったティソーサなど陶器、ガラスは食器棚からなぎ倒され、床一面破片まみれに。本棚は倒れそうになりながら、踏ん張って、本だけを吐き出していました。
外に出ていいのかもわからず、何かが落ちてくるかもしれないからと父に言われ
しばらく家にいると、親戚の父母が見にきてくれて、外の様子を教えてくれました。
そうして外に出てみると、1階が潰れた商店やお家、屋根瓦は方々で落ち、大きな鳥居が倒れ、地面はうねりをあげるように割れて歪んでいました。
道が避けて、線路が崩れて・・・本当に悲惨な状況でした。
それでも近所の人と声を掛け合いつつ、体育館に避難しました。
そこで、朝練用に炊いていたご飯を炊飯器ごと持ち出した母と、
いとこの叔母の家のご飯も集めて、母たちが総出でおにぎりを作ってくれましたね・・。みんなすごい早くって、黙々と家族分を握る母たちに、ものすごく頼もしさを感じました。
おにぎりが、夜にやっと配布されますが、はじめにこども、それからご老人、そして大人・・という順番だったので、子どもが何人いると偽って自分たちが食べている大人もいたりしました。割れた店舗から、カメラなど高価なもの窃盗も方々で起きたと聞きました。こんなときに?!と、子どもながらにそんなことしない大人になろうと思った記憶があります。

寒い日は身を寄せ合う

私の住んでいた街は、兵庫県長田区でした。
震災のニュースで聞いたことがある方もいらっしゃるかなと思います。
長田といっても、広いのですが、海沿いの方で商店街が多かったので、
たくさん燃えて、本当に何もなく焼け野原になりました。
ガス管が割れて、充満する中、寒かったり暗かったりしたので火をつけてしまったのでは、という話を耳にしました。(なので地震のときは火は使わない!は鉄則です)
実家は少し山側だったので、無事でしたが、祖母の家は燃えてしまいました。
同級生やご家族が被害に合われたことを風の便りで聞いたり辛い時期でした。
体育館では、大人が狂ったように誰かの名前を泣きさけぶ声が夜な夜なしていたり、赤ちゃんもいますし、眠れない状態・・揺れは続きますしずっと仮眠状態。
火がどこどこまできてる、とか何もできずに暗い中で皆で身を寄せ合っていたのを覚えています。

震災で学んだこと

それでも、
震災で学んだのは、人の良さ、ということでした。
寒い日の炊き出しのあたたかさや、
家もなくなって、仕事どころじゃなくなった人々が、
また立ち上がろうとする姿をたくさん見てきました。
方々で声を掛け合い、みな家族のように今よりもっとコミュニケーションをとっていたように思います。
みんなたくさん失ったものはあるのに「なんとかなる」そう言って明るく乗り越えてきた姿に何度となく励まされてきました。
当時は自分たちのことしか見えていませんでしたが、
自衛隊の方や、遠方から来てくださったボランティアの方、当時は体育館で取材されるのが本当に嫌で「なんでこんな大変な時にきいてくん?」と腹を立てていましたが勇気を持って伝えに来てくださった報道の方、そして日本経済という意味でも日本中の方々が支えてくださったのだと思います。
そんな波乱のなかで、見つけたのは、希望でした。
一筋縄にいかないことばかりですが、
そんな不屈の人間力を間近に見られたことが
一番大きかったと思います。


震災の日から28年。

 その年にお生まれになられたお子さんが、もう28歳になられているということで、随分経ちましたね…。みなさん、色々なことを、乗り越えてこられたことと思います。被災地も復興して人も帰ってきて賑わい、集い、今はもうとても元気な街に生まれ変わっていて、帰省のたびに、本当にすごいな嬉しいなと思っています。
28年経った今、おこがましいですがこんな経験談が人々の今後の防災の備えに少しでもお役に立てれたらと、思いました。
震災の日に失われた
多くの命にご冥福を心よりお祈り申し上げます。
まだ消えることのない悲しみを抱いている方もおられると思います。
心よりお悼み申し上げます。
今生かされていることの大切さ、命の大切さが身に染みてきます。
これからも大切にしていきたいと思います。
今日はちょっと真面目回、ponyでした
WE LOVE KOBE♡
めちゃいい街なんで、みんなも遊びに来てね〜♡

100 - pony

飲食業 / 東京都 / LEE100人隊

43歳/夫/娘(16歳・12歳)/手づくり部・料理部/東京都在住。おいしいものをつくるのが好きです。音楽活動を経て、結婚・出産。児童館の雑誌で見た、栗原はるみさんの料理・暮らし方に憧れ、料理の仕事に携わる。片道9キロnot電動自転車での通勤も、毎日ジム通いをする感覚で頑張っていますが、週末はヘトヘトになることも……。40代は、突き抜けられる体力をつけるのが目標です。性格は、少々、おっちょこちょい。失敗の経験・そこから学ぶことが多いです。ちょっと頼りがいのある家族に力をかりながらの忙しい毎日……ペットをケージから出して、それぞれおやつを食べる時間も楽しみのひとつです。思春期・青年期を迎える子どもの子育てと、夫と、セキセイインコのそらと、うさぎのうー……。みなさんと同じ一愛読者として、酸いも甘いも、日々の暮らしをお伝えできれば幸いです。趣味は、サイクリングと、映画・漫画鑑賞。

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