LEE100人隊 No.018 プク
📌伊勢志摩国立公園
大阪府出身、アメリカ在住。夫、長男8歳、次男6歳。
こんにちは😃子連れワールドトラベラー、プクです😎
日本に帰国したら…
思いっきり日本の美味しいモノを食べたい!
海を見ながら温泉に入りたい!
日本の自然を堪能したい!
(そしてできれば人混みに揉まれたくない!)
いろんな欲張りポイントを満たす旅先として白羽の矢が立った「御食 つ国 」伊勢志摩へ行きました。
三重県といえば、松阪牛に伊勢海老、アワビと、美食材が豊富で🤤、若き頃は志摩スペイン村にいってはしゃぎ、ミキモト真珠島で海女 さん漁を見て、海女 小屋で海産物を焼いていただく。伊勢神宮でお参りして赤福を食べて帰る……といった王道コースを楽しんでおりました。
そんな観光地巡りもいいけれど、海外在住となった今、たまの帰国時にはもっとディープな伊勢志摩を楽しみたい!
そんな想いにぴったりなエリアが「伊勢志摩国立公園」でした。国に指定されている地域だけあって、豊かな自然や、地元に根付いた文化風習がそこかしこに。
昨年、2人の息子と私の祖父母と、三重県離島やリアス海岸を望む丘にゆっくり滞在して国立公園エリアを巡った思い出を振り返ります。
伊勢志摩へのドライブ
まず大阪側から伊勢志摩方向へ向かうと、「恵利原の水穴(天の岩戸)」という名水百選に認定されているスポットがあります。
「天の岩戸」とか「猿田彦の祠 」とか、名前からしても神秘的、なかなか海外にはない空気感です。
灯篭が並ぶ道を抜けると、小さな小川と冷たい風が吹いてくる風穴があります。
どうしてひんやりした風が出てくるんでしょう、不思議な風穴…
滝に打たれたい人用の場所もあるので、気合いを入れたい方は、ぜひ着替え持参で。
絶景展望台
さてさてご存じ伊勢志摩は、G7サミットの開催にあわせてきれいに再整備され、伊勢志摩スカイラインやパールロードに映える展望台がたくさんあります。
高速道路でのドライブ旅は、ただ目的地に到着するまでの手段になりがちですが、大阪から伊勢志摩入りするときは「どの展望台を通って行こうか?」と、到着までのプロセスも楽しめる旅となりました。
「面白展望台」から「鳥羽展望台」へ、約1時間のドライブ。
展望台では、目前に広がる地形自体が学びになりますし、さまざまなアクティビティも用意されています。
ただ絶景を眺める場所というだけではなく、いろいろ設備や楽しみ方の提案も充実していました。
伊勢志摩スカイラインの朝熊山山頂の展望台では、「天空のポスト」から手紙を出せたり、
日本有数のリアス海岸を誇る英虞 湾を望める横山展望台では、最高の景色のなかミニハイキングをしたり、
足湯に入ったり、
鳥羽展望台には「絶景ピアノ」と呼ばれる誰でも使えるピアノがあって、
子どもたちは習ったばかりの曲を演奏し、その場にいたピアノ上手なおじさまがアドバイスをくださったりして、楽しい時間となりました。
伊勢志摩の海
ママと祖父母チームが映えスポットを堪能した後は、子どもたちのお楽しみ、海水浴です。
本州でこんなにきれいなビーチに出会えるとは、日本最高❣️
英虞湾や鳥羽、三重県には、たくさんの海水浴場がありますが、プクたちが訪れたのは駐車場からアクセスの良い阿児 の松原海水浴場。
そして宿泊は、鳥羽展望台近くの高い丘にある「石鏡第一ホテル」へ。
このエリアで一番高い場所にあるので右も左も絶景です。
美しい英虞湾を望む露天風呂がお気に入りすぎて、リピート宿泊したほど。
リアス海岸を照らす大王崎灯台
伊勢志摩の海沿い観光では、ぜひ灯台へも!
伊勢志摩には入り組んだリアス海岸を安全に航海できるように灯台があります。
現在登ることができる灯台は限られていて、こちらの「大王崎灯台」は中に入ることができました。
灯台からの景色はもちろん最高ですが、
灯台の中も探検してみると、面白い発見がいっぱいあります。
笑えるスポットも。
海の緊急連絡番号があるとは…知ってました?
灯台まわりにはノスタルジックなお土産屋さんが
店先のおばあさんの出身地がプクと同じだったこともあり、少子化の影響で学校の生徒数がものすごく少なくなってきていることなどを話してくださいました。
お土産屋さんで買った、昔の真珠が入ったデッドストックの貝殻。
見るたびに、伊勢志摩国立公園での旅を思い出します。
伊勢志摩「離島」旅
伊勢志摩国立公園は、森やリアス海岸だけではありません。
実は離島がたくさんありまして、離島好きプクとしては見逃せません!
全部まわりたい気満々で周遊券なんかもチェックしてましたが、子連れ&祖父母連れ旅だったので、今回は答志島 に絞って、1泊滞在してきました。
鳥羽マリンターミナルから出発❣️
鳥羽湾最大の漁業の島、答志島。
この島では「潮風の宿やま七」さんにお世話になりました。
夕食に出てくる料理の量が半端ない…! 御食つ国ぶりを堪能させていただきました。
お待ちかねのアワビに、サザエの網焼き🤤
刺し身は舟盛りでは量が多すぎて乗り切らず、桶盛りです。
地酒の飲み比べも、日本旅ならでは❤️
ほかにも次々とお料理が出てきて、途中から撮りきれず。
あまりにおいしくて、写真を忘れ食べてしまいました。
答志島での海水浴
この島でも子どもたちのお楽しみは海水浴。
答志島の船着場すぐ横に、和具サンシャインビーチがあります。
和具サンシャインビーチには、なんとビーチに滑り台付き屋外プールがあって、海水浴+プール遊びまで楽しめました。
翌日は島巡りをしつつ、もう一つの海岸へ
お宿の女将さんからは、島内の散策スポットや、
男の子は集団生活を一定期間行う「寝屋子(ねやこ)」という風習があることなど、島独特の文化についても教えていただきました。
島留学のポスターが! 寝食をともにする島留学は、たくさんの学びがありそうですね。
答志島の集落
プクは路地裏巡りが好きなのですが、答志島の集落は島言葉でサザエを意味する「サンデ」と呼ばれ、
サザエの内部のように入り組んでいて行き止まりになる町並みをしているそう。
建物の壁には「八」という字が書かれていました。どの家にも書かれている、この丸八マークは八幡神社の魔除けだそう。
軒先には、海女 さんたちのウエットスーツ。そして至るところに、漁での戦利品を運ぶ手押し車が。
そういえば瀬戸内海の男木島にも「オンバ」と呼ばれる手押し車があったなあ、と思い出します。
この島の手押し車は「じんじろ車」と呼ばれ、個人個人でデザインがちょっとずつ違うそう。
神社巡りや、ノスタルジーあふれる路地裏散策を楽しみつつ、海沿いの海鮮浜焼きのいい香りが漂う海女小屋を通り、
蛸壺がたくさん置かれたトンネルを通り、漁港を抜けて、もう一つの海岸へ。
蛸壺が並ぶトンネルなんて見たことがありません。秘境感がすごいです。
もう一つの海岸、大答志海水浴場は、海女さんも日々の糧を得るため漁に出るような、生き物がいっぱいの海でした。
サンシャインビーチより透明度が高く、防波堤内のビーチなので波も高くありません。
岩場に近づかなければ、子どもたちでも安全に楽しめる浜辺でした。
「岩場の沖は潮の流れが速いから、近づかんほうがいいよ〜」と、漁に出る海女さんたちに教えてもらったので、岩場の浜辺で遠目に海女さんたちが海底から何やらすくい上げているのをぼーっと眺めておりました。
透明度の高い海水。静かな海の音と、カラカラと波で石が擦れ合う音…癒し✨
透明な海水の底に見える石は、とてもカラフル。
ん? なんだかカラカラしすぎじゃない?と足元を見てみると、カラフルな小石が全部動いてる!
小石だと思っていたけれど、息を潜めてじっと見ていると全部カニやヤドカリで、波に合わせてコロコロと移動していました。
足元の石に見えたモノたちが全部動き出したのには本当にびっくりして、ひたすら足元にカメラを向けておりました。
この中に生き物は見えますか? たくさんいます。プクは最初、全部小石だと思ってました。
動画をアップできないのが残念!
天気がくずれてきて、海女さんたちは陸に戻ってきました。
海女さんというと、昔ながらの白い綿の衣装で潜るイメージがありましたが、
ウエットスーツと海中メガネ、浮き輪に網をつけて潜られており、かえって新鮮でした。
陸の上では手押し車を押して歩いていた年配の女性たちが
海に入った途端スッと泳ぎ始め、黙々と漁をされていて、そのかっこよさに感動しました!
プクもあんなふうにかっこよく年をとりたいなと憧れます。
山や海や温泉も絶景も、そして教科書を読むだけでは知ることのできない島文化も。ディープな伊勢志摩を、書ききれないほど楽しむことができました。
独身時代は、礼文島 や屋久島(この2カ所も国立公園に指定されています!)などで、島固有の草花や屋久杉を見ながらハイキングしたりして”旅友”を増やしました。
今は祖父母や子どもたちを連れて楽しめる、道のアップダウンが少ない、けれど大自然を味わえる場所を中心に旅しています。
子どもたちには日本独特の自然や文化を知ってもらいたいと常々思っているので、
何もかもが整備されている観光地より、国立公園や日本の田舎の風景を見せて回っています。
子どもたちには、こういう景色に郷愁を感じてもらいたい。
自然豊かな国立公園は、たくさんの人が日本の恵みを感じられる場所だと思いますが、
自然の美しさを一時的にお借りしている立場だということを心に刻んで、
「来たときより美しく」を子どもたちにも教えながら楽しみたいなと思います。
プク⭐︎
全国のLEE100人隊の「#わたしの国立公園物語」もチェック!
TB - プク
主婦、ときどき絵描き / 大阪府、アメリカ / LEE100人隊トップブロガー
44歳/夫・息子(8歳・7歳)/手づくり部・料理部/バイリンガル育児、自身の英語上達を目指し、ただ今絶賛苦戦中です。趣味は温泉とカフェや旅先でのスケッチ。籠、文房具や革製品など使い込むほど味が出るモノが大好きで、最後まで使い切る、がモットーです。丁寧な暮らしに憧れ奮闘する姿を赤裸々に綴っていきたいと思います。
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