こんにちは。ゆめい です。
前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいました。あれから1ヶ月以上が経ちましたが、なんとまだロックダウンが続いているんですよ…(涙)前回ブログの返信もままならずに申し訳ありません。
明るい話題でもないしブログを控えていたのですが、もしかしたらこの経験がこの先誰かの役に立つことがあるかもしれない(そんな人はまれだと思いますが)と思い立ち今の現状を綴ってみようと思います。
三つの区分で感染対策
現在上海ではマンションごとに三つの区分に分けて感染対策をしています。
◆封控区→過去7日間に陽性者がいた→7+7(7日家を出れない+7日マンション内活動)
◆管控区→過去7日間に陽性者がいない→7日間マンション内を出歩ける。その間に陽性者がでなければ、解封
◆防範区→過去14日間に陽性者がいない→原則街道内(決められた区間)で出歩ける
封控区が家から一歩も出られず一番厳しい対応。わがマンションでは途中で陽性者が何名か出たので4月の20日過ぎにようやく管控区へと昇格、今はなんとか防範区にまで上り詰めましたが結局外出が認められたのはたった1日だけ。今はマンション内活動に留まっています。せっかく防範区になれたのに1人でも陽性者が出てしまうと封控区に逆戻りしてしまうので外に出るのをマンション側が恐れているのでしょうか。
リアルサバイバルゲームな団体購入
今回のロックダウンを機に団体購入という新しい買い物の形がスタートしました。1アイテム×50セットという大きな単位での販売となるので、マンションのリーダーが「○○が欲しい人」とSNS上で呼びかけそれに挙手をして購入権を勝ち取るというもの。時間内に集まれば成立、集まらなかったら不成立となります。最初の頃はなかなか商品も届かず不安になり、気づいたら卵を130個近くオーダーしていて一気に届く、という大失敗もしました。
強力粉だと思って買った10キロの粉がじつは中力粉だったり…(強力粉って書いてあるのに)
今まで手に取ったことのない野菜が大量に届いて困惑したり。こちらは茎レタスです。必死で調理法を調べて美味しく仕上がった時は大喜び。
そら豆祭りの日もありました。
この団購、なにがツラいって朝から晩までチャットがひっきりなしに鳴り止まないこと。ちょっと目を離しただけで未読500件とかになるんですよ。。もともと中国人は無類のチャット好き。必要な情報を逃さまいと必死で携帯を見続けていたので眼精疲労がひどかったです。
今はだいぶ個人購入もできるようになりましたが、4月中はほとんど団購に頼っていました。私自身はニュースで報道されているような物資不足はあまり感じていませんが、とにかく商品が偏って大量に届くのがツラい…
個性豊かな配給品
政府からの配給品も頻繁に届きます。
記念すべき第一回目の配給品。
冷凍されたチキンと太刀魚。この太刀魚が後々大問題になり、回収騒ぎとなりました。わが家は普通に食べてしまいましたが、こういうところが中国らしい笑。
これは3回目くらいの配給品かな?どんどんレベルアップしていくので届くのがちょっとした楽しみに。
ほか、会社からの支援品では丸鶏や鴨も届きましたよ…。(中国人の方に引き取ってもらいました)
コンソメ出汁がなくなり、くず野菜(野菜の皮や芯)で野菜スープをとったり
過剰な野菜は天日干しにして保存。
友人とも話していたのですが、これってもしや憧れていた丁寧な暮らしってやつ?自分は必要なものがすぐには手に入らない森の奥深くに住む森ガール、という設定で生活をすると普段は目に見えてこない景色が広がりました。
4月も中旬が過ぎると各家庭の過剰な物資を物々交換するシステムが導入され、マンションロビーやエレベーター内の棚にこのような箱が設置され欲しいものをもらったり要らないものを寄付したりするようになりました。まさか令和の時代に物々交換をする日がくるなんて…
定期的なPCR検査
現在はマンション敷地内には出れるようになったのですが、4月中は家で過ごす日々。2〜3日に1回行われるPCR検査が唯一の外出でした。その集合時間も突然連絡がくるので、このように日中ならラッキーなのですが、時には夜間に及ぶことも。
次女の顔よ…。
10分程度の外出では空気や咲いている花で季節の移ろいを感じるのが何よりも癒しでした。
ロックダウン前と比べておたまじゃくしがひと回り大きくなっていることに感動したり。
ピンチはチャンス、とはいまだ思えない状況ですが、得たことも数知れず。今まで名前も顔も知らなかった住人たち、チャットでやりとりをする間に交流が深まり、防範区記念の朝には隣人がお祝いにお花をプレゼントしてくれました。
私は上海でも日本人が多く住むエリアに住んでいるので日常生活以上の中国語は必要としてこなかったのですが、毎日何百通とくる中国語メッセージに対応するなかで「あ、こういう時はこの表現を使うのね」と教科書には載っていない生きた中国語を学んでみたり。
ゴミ袋やラップ、ジップロックが不足するなかではいかに資源ゴミを減らし再利用できるものはないかと調べたりでサスティナブル方面に俄然興味もわいてきました。
日々生きることに必死でやりたい事のひとつもできていない状況だけれど…できない時はそれもタイミング。(タイムリーに大草直子さんがインスタで呟いていた)
スーさん風に言うならば、負けへんでぇ〜!
私は元気です。
TB - ゆめい
主婦・パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
43歳/夫・娘(12歳・6歳)/手づくり部・料理部・美容部/上海にトータル9年間住んでいましたが娘の進学をきっかけに本帰国しました。ファッションやインテリア、小麦粉をこねることが大好き!ゆっくりしたいのに予定を詰め込みすぎてしまうのを何とかしたいところ。最近は早起きが習慣となり掃除やストレッチ、スイーツやお茶などのひとり時間を楽しんでいます。身長161センチ、イエベオータム。
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