人におすすめしたいユニークな絵本です。
なかまはずれ、ふしぎなのり、じゅんばん、せいくらべ、の4つの章に分けて、ユーモアを織り交ぜながら、数の数え方、物の形などに親しめるように工夫されています。
たとえば、「ふしぎなのり」の章では、鉛筆と消しゴムをくっつけて、消しゴム付きの鉛筆ができていることが紹介されていたり、コーヒーカップに煙突を付けてみたり…
数の足し算・掛け算を教えるのではなく、物と物をくっつけること、掛け合わせることが、語り掛けるような易しい文章で書かれています。
劇場の座席番号で、右から〇番目、などの数え方を知れたり、住所の番地がどうやって決められているか、などにも触れられています。
水彩画で描かれた絵はどれも丁寧で美しいのですが、シュールにも感じる絵もあったり・・
どこかミステリアスで独特な雰囲気が溢れています。
シリーズ3まであり、1冊目が一番易しい内容です。2冊目は、水のはかり方など算数への導入が含まれていると思います。
(我が家には1冊目だけあり、写真右の2冊目は図書館で借りました)
私自身、数学が苦手だったので、娘は理系が得意になって欲しいと淡い期待を抱きつつ一年前に購入して以来、娘も飽きることなく、寝る前に一緒に読む一冊に頻繁に選んでいます。
小さい頃から絵本を読んだり、親が新聞や本を読む姿を見ている子は、本好きな子に育つ、と学生時代に授業で聞いたので、できる範囲で実践中です…
対象年齢は「4才からおとなまで」とある通り、小学校入学以降も長く楽しめる一冊です。
福音館書店 安野光雅「はじめてであう すうがくの絵本」
とんとん
32歳/夫・娘(5歳)・息子(0歳)/ 料理部&てづくり部/美味しくて身体にやさしい食べ物が好き。美容・食育もゆるゆる研究中。良いお買い物と、楽しい暮らしを目標に♡
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とんとん