10月。
オレンジと黒のハロウィンカラーでにぎやかなひと月です。
ハロウィンといえばやっぱりかぼちゃ!
今月は「パンプキンムース」です。
ホクホクのかぼちゃをたっぷりと使ったなめらかなムース。泡立てた生クリームを加えて軽やかに仕上げました。
ゼラチンが控えめなので、ふんわり+トロリ・・・と、クリームのようにやさしい口どけです。シナモンで甘くこっくりとした風味をつけました。このムース、ちょっと風味を変えて、かぼちゃとレモンを合わせたアレンジも気に入っています。レモンの皮1個分をすりおろして加えるとさわやかな風味に。こちらもおすすめのレシピです。ゼラチンが少ない分溶けやすいので、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておいてくださいね。
大きく作ってテーブルの上でみんなで取り分けるのもたのしい時間。
ハロウィンパーティーのデザートにもぜひどうぞ。
材料(14×18㎝ 1台分)
・ かぼちゃ 300g (正味)
・ きび砂糖 70g
・ 卵黄 1個分
・ 牛乳 200ml
・ シナモン 小さじ1/2
・ 粉ゼラチン 3g
・ 水 大さじ1
・ 生クリーム 150ml(乳脂肪分35%くらい)
・ 飾り用の生クリーム 適量
作り方
1 ゼラチンは水(大さじ1)に振り入れてふやかす。
2 かぼちゃは種とわたを取り、皮をむいて3cm角に切る。耐熱皿に並べ、ふんわりラップをして電子レンジで3分ほど加熱する。竹串がスッと入るくらいにやわらかく なったら、取り出して熱いうちに裏ごしする。
3 鍋に(2)を入れ、きび砂糖、卵黄を順に加えてその度よく混ぜる。牛乳を少しずつ加えて、溶きのばす。
4(3)を絶えず混ぜながら火にかけ、鍋肌からふつふつしてきたら火からおろす。
5(4)に(1)を加え、よく混ぜて溶かす。
6(5)にシナモンを加えて混ぜ、氷水にあてて冷ます。
7 別のボウルに生クリームを入れ、氷水にあてながら泡立てる。全体にもったりとして、泡だて器を持ち上げるととろりと落ちるくらい(7分立て)になったら(6)に2、3回に分けて加え、さっくりと混ぜ合わせる。(写真a)
8 器に流し、軽く泡立てた生クリームを丸く落とし、竹串で真ん中をなぞって模様をつける。冷蔵庫に入れ冷やし固める。
(a)
生クリームは かぼちゃ生地と同じくらいのとろみになるまで泡立てる
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。