6月
今回のレシピはおやつの定番、パンケーキ。ふんわりときなこが香る素朴なパンケーキです。
焼いていると、きなこの香ばしいにおいが立ち上って、それだけで思わず和んでしまいます。
気負わず手軽に作れるのもパンケーキのいいところ。初心者さんにもおすすめですが、火加減のコツをつかむことができればよりおいしく焼くことができます。
火が弱いと生地が薄く広がりすぎて固くなってしまうので、フライパンはきちんと熱してから生地を流します。焼くときは弱めの中火で。
温度が上がって、早く焼き色がついてしまうようになったら、一度、濡れ布巾の上でジュッとして温度を下げましょう。くり返し焼いて、コツをつかんでくださいね。
焼きたてのパンケーキを好きなだけ重ねて、シロップをたっぷりとかけてほおばる幸せなおやつ。
焼きたてが楽しめるのはおうちならではですね。
このパンケーキにはぜひ、きなこと黄金コンビの黒蜜で。黒蜜作りにも挑戦してみてくださいね。アイスクリームものせて、おうちカフェはいかがですか?
きなこのパンケーキ
【材料】 直径11~12㎝ 6枚
・ 卵 1個
・ きび砂糖 20g
・ 塩 少々
・ 豆乳(無調整) 100cc
・ バター 15g
(a)
・ 薄力粉 60g
・ きなこ 30g
・ ベーキングパウダー 小さじ1
(黒蜜)
・ 黒砂糖 25g
・ きび砂糖 25g
・ 水 50ml
・ アイスクリーム、きなこ 適宜
*プロセスの生地は倍量で作っています
【作り方】
* (a)をよく混ぜ合わせる。
* バターは溶かしておく。
1 黒蜜をつくる。材料を鍋に入れ、中火にかけて煮詰める。少し大きめの気泡が出始め、ごくかるくとろみがついたら火からおろす。(冷めるとかなり硬くなるので煮詰めすぎないこと)(写真a)
2 生地をつくる。ボウルに卵を割りほぐし、きび砂糖、塩を加えてよく混ぜる。
3 (2)に豆乳を少しずつ加え、よく混ぜる。
4 (3)に(a)を振るい入れ、混ぜ合わせる。
5 (4)に溶かしバターを加えて混ぜる。
6 フライパンを中火で熱し、バター少々をうすくひく。(テフロン加工のフライパン、ホットプレートはひかなくてもよい。)少し火を弱めて弱めの中火にし、生地を流して焼く。表面にぷつぷつと穴が出てきたら(写真b)、裏返し、色よく焼く。
(写真a)
(写真b)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。