3月
寒い日とあたたかい日をくりかえして、だんだんと春の景色になってきました。
お店では真っ赤ないちごがたくさん並んで、甘い香りについうれしくなります。
今回のスイーツは「いちごチョコロールとバナナチョコロール」。
カカオが香るしっとり&ふわふわのスポンジ生地とふんわり生クリーム、そしてあまーいいちご。
この王道の組み合わせはいつ食べても裏切らない!(笑)
何度食べてもやっぱり大好きなロールケーキです。
ふんわりと優しい口どけのスポンジ生地のポイントは卵の泡立て方。
泡だて器を持ち上げて生地をすくってみたとき、落ちた生地の形が広がらずにそのままの形で10秒以上残るくらいしっかりと泡立てます。
そして焼き上がった生地はすぐにラップやポリ袋で覆って。 このときの蒸気で生地がしっとりとします。
今回は同じ生地を2枚焼いて、もうひとつはバナナを巻きました。
いちごチョコロールとバナナチョコロール。
どんな顔になっているかは、切り分けたときのおたのしみです。
いちごチョコロール&バナナチョコロール
【材料】 24x28cm 天板1枚分
いちごチョコロール
・ 卵 3個
・ グラニュー糖 70g
・ 薄力粉 15g
・ ココア 35g
・ 牛乳 大さじ2
・ 生クリーム 150ml
・ グラニュー糖 15g
・ いちご 適量
バナナチョコロール
・ 卵 3個
・ グラニュー糖 70g
・ 薄力粉 15g
・ ココア 35g
・ 牛乳 大さじ2
・ 生クリーム 150ml
・ グラニュー糖 15g
・ バナナ 適量
【作り方】
* 薄力粉とココアをよく混ぜておく。
* 天板にオーブンシートをしく。
* オーブンを200℃に温める。
① ボウルに卵を入れ、ときほぐす。グラニュー糖を加え、湯煎にあてながら泡立てる。生地に人肌の熱がついたら湯煎から外し、さらに泡立てる。(泡立て器を持ち上げたとき、 落ちた生地がそのまま残る状態になるまで)(写真a)
② 薄力粉とココアを合わせて振るい入れ、ゴムべらでやさしく混ぜ合わせる。
③ 牛乳に③をひとすくい加えてよく混ぜ、③に散らすように加えて混ぜる。
④ 天板に生地を流し、表面を平らにならす。オーブンで8~10分焼く。焼きあがったらラップで覆うかポリ袋に入れてそのまま冷ます。(写真b)
⑤ 生クリームにグラニュー糖を加え、氷水にあてながらやわらかい角が立つまで泡立てる。
⑥ ロール生地のオーブンシートをはがし、巻き終わりになる端を斜めに切り落とす。
⑦ 焼面にクリームを塗り、手前にいちごを並べる。シートを持ち上げて巻いていき、巻き終わりを下にして冷蔵庫で休ませる。
(写真a)
(写真b)
*バナナチョコロール
いちごをバナナに変え、同様に作る。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。