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FOOD

毎日食べたい“やさしい中華”

とろみがやさしい1杯「トマトと長いものスープ」レシピ/ウー・ウェンさん

  • ウー・ウェン

2024.06.25

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特別な調味料も道具もいりません!

毎日食べたい“やさしい中華”

「中華はお店が一番」な印象があります。理由は、大火力や鍋振りなどのプロの技が重要そうだから。でもそれは思い込み! 家庭には家庭のやり方で、現地の人が食べている「本当の中華料理」が作れるのです。

中国家庭料理の伝道師

ウー・ウェンさんの食べ続けたい「中華」

ウーウェンさん

「中国の家庭料理に、難しいことはありません。ただ、今までの思い込みを一度忘れて。これが、中国の家庭の本当の味です」(ウー・ウェンさん)

コツを押さえれば大丈夫

定番の味はシンプル手順で!

「手順が簡単で少ないほど、料理は作りやすく。ただし、それぞれがおいしさのカギを握っているから、レシピに忠実に作るのが大切!」(ウー・ウェンさん)

ウー・ウェンさん

教えてくれたのは

ウー・ウェンさん

Wu Wen

料理研究家

北京生まれ。1990年に来日。料理上手な母から受け継いだ小麦粉料理が評判となり、料理研究家の道へ。1997年、東京にてクッキングサロンをスタート。中国家庭料理を中心にした体をいたわる知恵に裏付けされた料理と、温かなユーモアあふれる人柄で人気となる。



味つけはコレだけ![塩]
長いものとろみがじんわりやさしい1杯

トマトと長いものスープ

とろみがやさしい1杯「トマトと長いものスープ」レシピ/ウー・ウェンさん

調理時間8分 ※火にかけている時間の目安です。

材料・2人分

  • トマト(中)……2個
  • 溶き卵……2個分
  • 長いものすりおろし……大さじ3
  • 粗塩……小さじ1/2
  • 黒こしょう……少々
  • ごま油……大さじ1/2

作り方

  1. トマトはひと口大の乱切りにする。
  2. 鍋に①と水2カップを入れて中火にかける。煮立ったら弱火にし、フタをして5分煮る。長いもを加えてとろみをつけ、中火で再び煮立てたら溶き卵を回し入れ、塩、こしょうで味を調える。ごま油を加えて香りをつける。とろみには片栗粉でなく、長いもを使って栄養をプラス。とろみには片栗粉でなく、長いもを使って栄養をプラス。これも家庭料理の知恵

おいしく作るコツ

トマトから出るだしは絶品。卵をふわふわにするコツは、必ずスープが煮立ったところに入れること。そして、そのまま放置。混ぜるとスープが濁ってしまいます。やさしいとろみは、長いもでつけます。

Staff Credit

撮影/松村隆史 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「毎日食べたい“やさしい中華”」に掲載の記事です。

ウー・ウェン

中国・北京生まれ。「ウー・ウェンクッキングサロン」主宰。中国に伝わる家庭の味を、日本の素材で手軽に作れるよう工夫して紹介。少ない素材とシンプルな手順で生まれる奥深い味にファン多数。

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