特別な調味料も道具もいりません!
毎日食べたい“やさしい中華”
「中華はお店が一番」な印象があります。理由は、大火力や鍋振りなどのプロの技が重要そうだから。でもそれは思い込み! 家庭には家庭のやり方で、現地の人が食べている「本当の中華料理」が作れるのです。
中国家庭料理の伝道師
ウー・ウェンさんの食べ続けたい「中華」
「中国の家庭料理に、難しいことはありません。ただ、今までの思い込みを一度忘れて。これが、中国の家庭の本当の味です」(ウー・ウェンさん)
コツを押さえれば大丈夫
定番の味はシンプル手順で!
「手順が簡単で少ないほど、料理は作りやすく。ただし、それぞれがおいしさのカギを握っているから、レシピに忠実に作るのが大切!」(ウー・ウェンさん)
味つけはコレだけ![塩]
長いものとろみがじんわりやさしい1杯
トマトと長いものスープ
調理時間8分 ※火にかけている時間の目安です。
材料・2人分
- トマト(中)……2個
- 溶き卵……2個分
- 長いものすりおろし……大さじ3
- 粗塩……小さじ1/2
- 黒こしょう……少々
- ごま油……大さじ1/2
作り方
- トマトはひと口大の乱切りにする。
- 鍋に①と水2カップを入れて中火にかける。煮立ったら弱火にし、フタをして5分煮る。長いもを加えてとろみをつけ、中火で再び煮立てたら溶き卵を回し入れ、塩、こしょうで味を調える。ごま油を加えて香りをつける。とろみには片栗粉でなく、長いもを使って栄養をプラス。これも家庭料理の知恵
おいしく作るコツ
トマトから出るだしは絶品。卵をふわふわにするコツは、必ずスープが煮立ったところに入れること。そして、そのまま放置。混ぜるとスープが濁ってしまいます。やさしいとろみは、長いもでつけます。
Staff Credit
撮影/松村隆史 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「毎日食べたい“やさしい中華”」に掲載の記事です。