そぼろと名脇役な作り置きで完成
そぼろ+常備菜で2品弁当
絶品そぼろ&箸休めにぴったりな副菜の、たった2品で完結! 作り置きはほぼしない野口さんが「これだけはお弁当に必須」という常備菜も必見。
教えてくれたのは
野口真紀さん
MAKI NOGUCHI
料理家
大学生の長女、中学生の長男の母。おかずの組み合わせに悩まなくなる『ぱらぱらきせかえべんとう』(アノニマ・スタジオ)が話題に。おいしいもの満載のインスタグラムも好評。
スパイスの香りが食欲を誘う!
チリコンカン
調理時間35分
「時間のあるときに作っておきたい、ボリューム満点のひき肉おかず。小さなお子さんは、チリパウダー少なめにすると食べやすいですよ」(野口真紀さん)
材料・作りやすい分量
- 合いびき肉……300g
- キドニービーンズ(水煮)……1パック(380g)
- A)
- セロリのみじん切り……1本分
- 玉ねぎのみじん切り……1/2個分
- にんにくのみじん切り……2かけ分
- オリーブオイル……大さじ3
- B)
- クミンパウダー、チリパウダー……各小さじ2
- 塩……小さじ1
- こしょう……少々
- トマトピューレ……1パック(200g)
作り方
- フライパンにAを入れ、中火にかける。うっすら色づき、全体がしんなりするまで炒める。ひき肉を加えてさらに炒め、肉の色が変わったらBを加えてなじませるように炒める。野菜に油がなじんでしんなりしたら、甘味がしっかり引き出された合図。ここでひき肉を加え、色が変わるまでしっかりと炒める
- トマトピューレとさっと水洗いしたキドニービーンズ、水1/2カップを加え、フタをして中火で30分ほど煮る。途中、沸きすぎるようなら火を弱める。味をみて、足りなければ塩、こしょう(ともに分量外)で調える。
*冷蔵庫で3〜4日保存可
*漬け卵の上にチリパウダー(分量外)少々を振る。辛いのが苦手な場合は、パプリカパウダーに替えても
*下記の常備菜〈紫玉ねぎのすし酢漬け〉〈卵のめんつゆ漬け〉と一緒に詰める
作り置きしない派の野口さんがこれだけは常備!
大活躍常備菜
大小あるから、使い勝手抜群
卵とウズラ卵のめんつゆ漬け
調理時間1分(漬け込む時間は除く)
「しっかり味がお弁当にちょうどいいから、濃いめのつゆに漬け込みます。ごはんが進む!」(野口真紀さん)
材料・作りやすい分量
- 固ゆで卵……4個
- ウズラの卵(水煮)……8個
- めんつゆ(3倍濃縮)……1/3カップ
作り方
- ジッパー付き保存袋に材料をすべて入れ、空気を抜いて封をし、冷蔵庫で一晩おく。
*冷蔵庫で3日間保存可
これひとつで、一気に華やか!
紫玉ねぎのすし酢漬け
調理時間5分(漬け込む時間は除く)
「口直しにぴったりな1品。1週間ほど余裕で日もちしますが、色合いとおいしさの期限は3日」(野口真紀さん)
材料・作りやすい分量
- 紫玉ねぎ……2個
- すし酢、酢……各1/2カップ
作り方
- 玉ねぎは縦半分に切ってから、繊維に沿って薄切りにする。
- ジッパー付き保存袋にすし酢と酢、①を入れる。空気を抜いて封をし、冷蔵庫で一晩おく。
*冷蔵保存し、3日ほどで食べ切るのがおすすめ
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Staff Credit
撮影/濱津和貴 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE4月号(3/7発売)「みんなの「毎日弁当」ストーリー」に掲載の記事です。
野口真紀
料理研究家
料理研究家。家族の栄養や健康面に気を使いつつ、身近な食材を使いこなし、ジャンルを問わず美味しくて簡単なレシピを提案。著書に『家族でごはん12か月』(新星出版社)、ぱらぱらきせかえべんとう(アノニマ・スタジオ)など、多数。