料理上手なあの人のNo.1レシピ、大公開
何度作っても感動!
\わが家の/
「レジェンド鍋」
手軽に栄養をたっぷりとれる一方で手抜きの印象もあり「また鍋?」と家族に言われかねない鍋を、今年の冬は格上げ! 人気料理家が、家族や友達と食べている、周りでも大好評の鍋レシピを特別公開。「さすが」と「なるほど」な手順と食材の組み合わせから生まれる格別なおいしさは、まさにレジェンド級です。
疲れた胃袋に。大切な友人たちを癒してきたやさしい味
きのこたっぷりの豚しゃぶ
「軽めに味わいたい人は、きのこをたくさん。おなかが空いている人は、豚バラの脂で元気に。同じ料理で、みんなが満足できるのが鍋のよさ。きのこのだしが存分に出た、シメも余さず味わって」(麻生要一郎さん)
材料・4人分
- 豚バラしゃぶしゃぶ肉……480g
- 生しいたけ、えのきだけ、しめじ、エリンギ、まいたけ、はなびらたけなど好みのきのこ……各1パック(計500〜600g)
- 長ねぎ……1本
- A)
- 昆布……50g
- 水……1L
- 酒……大さじ2
- 塩……小さじ1
- ごま油、柚子こしょう、ラー油、黒こしょうなど(好みで)……各適量
下準備
鍋にAを合わせ、1時間ほどおく。
作り方
- しいたけは石づきを切り落とし、放射状に4等分に切る。えのきだけとしめじは根元を切り落とし、ほぐす。エリンギは縦3等分に切り、長さを半分に切る。まいたけとはなびらたけはほぐす。長ねぎは斜め薄切りにする。
- Aに酒と塩を加え弱めの中火にかけ、沸く直前まで10分ほど温める。昆布を取り出し①を入れて中火で煮る。豚肉を入れ、さっと火を通して食べる。好みでごま油や柚子こしょう、ラー油や黒こしょうなどで味を変えながら楽しむ。
シメには
残ったスープにゆでた中華麺を入れて温め、塩やしょうゆで味を調える。好みで黒酢を垂らしても。
料理家
麻生要一郎さんのレジェンド鍋
ベースはあくまでやさしく淡く。具材は主役を決め、卓上でそれぞれが食べたい味に仕上げます
「鍋を食べたくなるのって、年末年始でごちそう続きだったりする“食べ疲れ”のときだと思うんです」(麻生要一郎さん)
だから鍋のベースは、調味料を控えた昆布だし。加える素材によって、味わいはいかようにも変化。
「今回は、わが家の集まりで好評の鍋。元気な人は、ごま油やラー油を足してこってりと。鍋って、自分好みの味にできるのもいいんです」(麻生要一郎さん)
「おいしいLEEレシピ」に伝説級の鍋レシピ、まだまだあります!
Staff Credit
撮影/濱津和貴 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE1・2月合併号(12/7発売)『何度作っても感動! わが家の「レジェンド鍋」』に掲載の記事です。