メインおかずをフライパンひとつ(=ワンパン)でササッと作れ、洗い物が減って、時短にもなる強い味方。簡単なのにボリューム感があるのもうれしい。アイデアレシピを大公開!
ちまたで話題の別ゆでしない「ワンパンパスタ」を伝授。パスタをゆでるタイミングで失敗することもなし! プロならではの目からウロコのコツも満載。
アンチョビーがキャベツの甘味を引き立てる一皿
キャベツとアンチョビーの ワンパン ペペロンチーノ
「隠し味にはめんつゆがおすすめ! うま味がアップします。パスタを加熱中は水分を飛ばすため、絶対フタをしないように!」(ファビオさん)
材料・2人分
- スパゲッティ……160g
- キャベツ……130g
- アンチョビーフィレ……3枚
- A)
- にんにくのみじん切り……2かけ分
- 赤唐⾟⼦(種を抜いてちぎる)……1本
- オリーブオイル……70㎖
- 塩……適量
- B)
- 水……600㎖
- めんつゆ(3倍濃縮タイプ)……20㎖
- 塩……大さじ1/2
作り方
- キャベツは葉をひと口大にちぎり、芯は7~8㎜幅に刻む。
- フライパンにAを入れて弱めの中⽕にかけ、香りが出るまでじっくり加熱する。
にんにくの香りを立てる
フライパンを傾けてオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を加熱し、しっかり香りを立てるのがコツ
- キャベツの芯を入れて中火にし、塩ひとつまみを振って炒める。キャべツの葉も加えて塩ひとつまみを振って炒め、すべてバットに取り出す。
キャベツを炒めて取り出す
キャベツの芯と葉を炒め、一旦バットに取り出す。加熱しすぎを防ぎ、歯ざわりを残すため
- フライパンにBを入れて中火にかけ、60㎖ほどを取り分けておく(予備の湯)。沸騰したらスパゲッティを入れ、湯から出ている部分にお玉などですくった湯を回しかけ、湯の中に沈める。中火で袋の表示時間どおりに加熱する。
調味した湯にパスタ投入
めんつゆ(!)と塩入りの湯の中でパスタを加熱。湯から出ている部分は手早く湯を回しかけて沈める
- 最後に強⽕にし、汁気を煮詰める(水分が足りない場合は、④の予備の湯を少量ずつ加える)。火を止めて③の具を戻して混ぜ、ちぎったアンチョビーを加え、器に盛る。
最後に強火にして煮詰める
表示時間どおりに加熱すると水分が減るので、最後に強火にして煮詰め、具のキャベツを戻し入れる
パスタをゆでる鍋は不要! 本場仕込みのワンパンテク伝授
「ワンパンパスタの調理法は実はイタリアにあるのです。リゾッタータといってリゾットの調理法をパスタに応用したものです。パスタは表面がつるつるのタイプと、粉がざらざらしたタイプがありますが、今回のレシピではつるつるタイプを使うのがポイント。ここでは1.6㎜、ゆで時間7分のスパゲッティを使っています」(ファビオさん)
教えてくれたのは
ファビオさん
16歳から父の赴任先のイタリアに留学。20歳よりドイツ、イタリアのレストランで6年間修業。YouTubeチャンネル『ファビオ飯/イタリア料理人の世界』が大人気。イタリア料理語りもおもしろい!
Instagram:fabilog0016
Twitter:fabico0101
【特集】フライパンひとつで感激おかず、できました!
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子 撮影協力/UTUWA
こちらは2023年LEE5月号(4/7発売)「フライパンひとつで感激おかず、できました!」に掲載の記事です。