野菜がたっぷり食べられる、冬のごちそうといえば鍋。今回はもうひとワザ加えて、さらなるおいしさの高みを目指します！　もちろん、難しいこと一切なし。素材の数をあえて減らしました。こんな簡単なことで、段違いのおいしさです。

食物繊維満載！　黒酢ベースのすっきり味
きのこたっぷりの黒酢鍋

「私が『胃腸を休めたいな』と思ったときに食べる鍋です。肉も魚も入りませんが、体を休ませるのが目的ですからそれでいいんです。きのこはとにかくたっぷりの量が大切。1種類でもいいんですよ」（ウー・ウェンさん）

材料・2～3人分

• しめじ、えのきだけ、まいたけ……各150g
• Ａ）
  • 黒酢……大さじ3
  • しょうゆ……大さじ1
  • 粗塩、こしょう……各小さじ1/2
• ごま油……大さじ1

作り方

1. しめじとえのきだけは根元を切り落とし、大きくほぐす。まいたけはひと口大に手でさく。
2. 鍋に①、水3カップを入れ、中火にかける。煮立ったら弱火にし、フタをして10分煮る。Ａを加えて味を調え、仕上げにごま油を加えて香りをつける。

シメはうどん

うどんを袋の表示どおりにゆで、冷水で洗って水気をきり、残ったスープに入れて軽く温める。全体に溶き卵を流し入れて、ふんわりするまで火を通す。「仕上げにイタリアンパセリをのせて、香りも一緒に味わいます」（ウー・ウェンさん）

教えてくれたのは
ウー・ウェン（Wu Wen）さん

中国・北京生まれ。「ウー・ウェンクッキングサロン」主宰。中国に伝わる家庭の味を、日本の素材で手軽に作れるよう工夫して紹介。少ない素材とシンプルな手順で生まれる奥深い味にファン多数。
Instagram：wuwen_cookingsalon
公式サイト：https://cookingsalon.jp/

撮影／鈴木泰介　スタイリスト／駒井京子　取材・原文／福山雅美
こちらは2023年LEE1・2月合併号（12/7発売）「「野菜」がもっとおいしくなる　人気料理家の「ひとワザ鍋」」に掲載の記事です。