ほっくりした食感と満足感のある食べごたえは、食欲の秋にぴったり。そしてそのやさしい甘さは、ハロウィンスイーツとしても大活躍。ひとつの素材をさまざまな味わいに変身させる達人、若山曜子さんに秋の食卓が盛り上がる、とっておきのかぼちゃレシピを教わります。
ヘルシーなかぼちゃのお菓子は、たくさん食べても罪悪感なし!? ハロウィンシーズンのデザートにも最適。
ハロウィンパーティにも、普段のおやつにも
パンプキンマフィン
ふわっと軽めの食感。「かぼちゃの風味が口いっぱいに広がります。チーズクリームをトッピングすると、甘じょっぱさがクセになるおいしさ!」(若山曜子さん)
材料・直径7㎝のマフィン型6個分
- かぼちゃ……300g
- バター(食塩不使用)……100g
- きび砂糖……80g
- 卵……2個
- レモン汁……大さじ1/2
- A)
- 薄力粉……130g
- ベーキングパウダー……小さじ1 1/3
- シナモンパウダー……小さじ1/2
- 〈チーズクリーム〉
- クリームチーズ……50g
- 粉糖……15g
- バター(食塩不使用)……10g
下準備
- バターと卵を室温に戻す。型に紙カップを敷く。オーブンを190℃に予熱する。
作り方
- かぼちゃはふんわりとラップに包み、やわらかくなるまで電子レンジ(600W)で3~4分加熱する。
- ①をトッピング用として100gを取り分け、1.5㎝角に切る。残りは皮と種、ワタを取り除き、つぶしてペースト状にする(100gほどになる)。
- ボウルにやわらかくしたバター、砂糖を入れ、泡立て器で少しふんわりするまですり混ぜる。
- 卵を溶きほぐし、③にその都度ぐるぐる混ぜながら、2回に分けて加える。
- 合わせたAの半量をふるいながら加え、泡立て器で大きくざっと混ぜる。
- ②のかぼちゃペーストとレモン汁を加えてざっと混ぜ、残りのAをふるい入れる。ゴムべらに持ち替え、粉気がなくなるまで切るようにさっくり混ぜていく。
ふんわり食感の秘密は、バターが抱え込めるギリギリの水分量だから。必ず粉を半量入れてから、水分の多いかぼちゃを加える
- 型に敷いた紙カップに入れ、②のトッピング用かぼちゃを差し込んで190℃のオーブンで20分焼く。型から取り出し、網などにのせて粗熱を取る。
- ⑦のマフィンに、混ぜ合わせたチーズクリームを塗り、好みでシナモンパウダー(分量外)を振る。
クリームが溶けないよう、マフィンが冷めてからのせて
教えてくれたのは
若山曜子さん
菓子料理研究家。大学卒業後、パリへ留学。ル・コルドンブルー、エコール・フェランディを経て、パティシエ等のフランス国家資格を取得。インスタグラムも好評。
Instagram:yoochanpetite
公式サイト:https://tavechao.com/
【特集】若山曜子さんの“かぼちゃレシピ”で食卓がイベントになる!
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/伊東朋惠 取材・原文/福山雅美
こちらは2022年LEE11月号(10/6発売)「若山曜子さんの“かぼちゃレシピ”で食卓がイベントになる!」に掲載の記事です。