野菜を切らずに作るから、手間も省けて、食品ロスも減らせると、いいことだらけ。新レシピを、近藤さん自ら提案!
まるごとキャベツのロールキャベツ風煮込み
面倒なキャベツの下ゆでや巻く手間もなし! 肉ダネが余ったら丸めてキャベツの横に置けばOK。
材料・4人分
- キャベツ(小/直径15㎝ほどのもの)……1個
- A)
- 合いびき肉……100g
- 玉ねぎ(みじん切り)……大さじ2
- パン粉……大さじ1
- 塩……小さじ1/4
- こしょう……少々
- B)
- コンソメスープの素(顆粒)……小さじ1
- 塩……小さじ1/2
作り方
- ボウルにAを入れ、粘りが出るまでしっかりこねる。
- キャベツは包丁で芯のまわりをくりぬき、①を詰める。
くりぬいた芯の位置に、崩れないように肉ダネをぎゅっぎゅっと押し込みます。
- 鍋に②を入れ、水3カップとBを加えフタをして中火にかけ、沸騰したら弱火にして40~50分煮る。火を止め、10分ほどなじませる。
- 包丁で4等分に切り、器に盛る。
「まるごと野菜レシピ」がいいことずくめな理由
● 皮をむく&切る手間、洗い物も減る
● うま味も栄養も余さずいただける
● 捨てがち部位も使えて食品ロスなし
「素材のおいしさや栄養を逃さず活用できる方法を考え、まるごと料理に行き着きました。切る手間が減ると使う道具も減り、後片付けもラク。インパクトが強いから家族も『すごい!』と喜ぶし、細かい作業が少ないから子どものお手伝いにも○。炊き込みごはんは和・洋・中3つの味を覚えておくと、別の野菜でも応用がききますよ」(近藤幸子さん)
教えてくれたのは
近藤幸子さん
料理研究家、管理栄養士。2人の女児を育てながら、身近な素材で作りやすい工夫の詰まったレシピを提案。LEEwebの連載「一緒に作ろう『おやこおやつ』」も好評。
Instagram:oishisyumatsu
【特集】ムダなし! 手間なし!「まるごと野菜」でビックリおいしい一皿できた!
2022年4月号【ムダなし! 手間なし!「まるごと野菜」でビックリおいしい一皿できた!】より
撮影/松村隆史 スタイリスト/中里真理子 取材・原文/田中のり子
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近藤幸子 Sachiko Kondo
料理研究家・管理栄養士
6歳違いの二人の娘の母で、家事や育児に忙しい日々から生み出される工夫の詰まったレシピが大人気。著書に『がんばりすぎないごはん』『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。』『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』など。