甘くない間食が気分のときや、おいしいお酒に合わせたい夜。ぱぱっと作れて、しゃれた雰囲気も演出できる大人流のおやつを紹介。おもてなしにもおすすめです。
素材のうま味が繊細なパイと溶け合う
玉ねぎと桜エビのパイ
パイ生地は、少し焼いて裏返してから具材を置くと、サクサク感が持続。桜エビの代わりにアンチョビーでも。
材料・4個分
- 冷凍パイシート(20×20㎝)……1枚
- 玉ねぎ……100g(大1/3個)
- 桜エビ……大さじ1
- 塩……小さじ1/4
- オリーブオイル……大さじ1/2
- A)
- 粉チーズ……小さじ2
- マヨネーズ……大さじ1
下準備
*冷凍パイシートは、カットできるまで半解凍しておく。
*オーブンを200℃に予熱しておく。
作り方
- 冷凍パイシートは正方形になるよう4等分に切り、天板に並べてフォークで軽く穴を開ける。200℃のオーブンに入れ、7~8分焼く。
- ふくらんだ生地を裏返し、フォークや竹串などで少し穴を開けて空気を抜く。
- 薄切りにした玉ねぎと桜エビを塩とオリーブオイルで和え、②の生地の中央にのせる。混ぜ合わせたAを上にのせ、200℃のオーブンでさらに12~13分焼く。
パイシートは少し焼き、裏返して、ふくらみを抑えてから具材をのせて再度焼くのがコツ
若山曜子さん
ってどんな人?
菓子・料理研究家。東京外国語大学フランス語学科卒業後、パリへ留学。フランス国家資格(CAP)を取得し、現地のパティスリーやレストランで研鑽を積む。伝統のメソッドに基づきながらも、作り手に寄り添ったレシピを提案。ステイホーム中にSNS上で話題になったバナナブレッドをはじめ、過去にはジャーサラダや台湾カステラをはじめとするスイーツなど、若山さんがブームを作った料理は数知れず。
近著は『丸型で焼くからおいしいパウンドケーキ』(主婦と生活社)。愛猫モンちゃんが時々登場するインスタグラム(@yoochanpetite)も大人気。
2021年12月号【若山曜子さんの手軽でしゃれてる大人おやつ】より
撮影/清水奈緒 スタイリスト/曲田有子 取材・原文/広沢幸乃