栗が美味しい季節になりました!
栗の甘味を楽しむ濃厚ポタージュスープ
秋到来!ということで芋・栗・かぼちゃが旬の時期になり、私は気分もホクホクでございます。
今回は、栗を使ったポタージュスープ。
材料はたったの3つだけ。シンプルな味付けですが、味は濃厚!
少量加える塩麹が、栗の甘味を引き立てます。
また「栗を茹でて皮を剥く(or スプーンでかき出す)のが大変」という場合は、焼き栗でも代用可能です。
仕上がりに黒胡椒、そしてほんの少しシナモンを振ると、栗の甘味と相まって
ふわ〜っと秋風が吹き抜けるようです。
ポタージュスープで、いつもとはまた違った栗の味わいをお楽しみください。
材料 2人分
- 栗(茹でて鬼皮と渋皮を剥いたもの/もしくは茹で栗を半分にカットし、スプーンでかき出したもの)……120g前後(約10g/個)
※または焼き栗でも代用可能。焼き栗の場合は少し量を増やして150g前後使用すると同等の甘みが感じられます - 豆乳などの植物性ミルク……300cc
- 塩麹……大さじ1/2
トッピング
- 栗……1個
- お好みで……黒胡椒、シナモン、イタリアンパセリ等
栗の下処理(茹で方)
- 栗は流水で洗い、ボウルに入れて水を加え、一晩浸水する。
- ボウルの水を切り、栗を洗う。鍋に栗と栗がたっぷりの水を加え、塩(小さじ1程度)を入れる。中火で加熱を始め、煮立ったら弱火にして更に30〜40分煮る。
- 水に浸けたまま、粗熱が取れるまでおいておく。粗熱が取れたら、鬼皮と渋皮を剥くor半分にカットし、スプーンでかき出す。
作り方
- トッピング以外の材料を全てミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌する。トッピングの栗は5mm角に刻んでおく。
- 器に盛り、刻んだ栗(お好みで黒胡椒・シナモン・イタリアンパセリ)をトッピングして完成。
※仕上がりは常温になります。お好みで温めて、もしくは冷やしてお召し上がりください。
栗
栗の栄養素は糖質がメインですが、ビタミンCやビタミンB1・B6の他、カリウム・カルシウム・鉄分・亜鉛などのミネラルも含まれています。
そして、なんとびっクリ!
この可食部である渋皮と実の部分は栗の「種」に当たり、
一番外側のイガの部分が「皮」。
硬い皮(鬼皮)の部分が「果肉」なんです。
鬼皮が果肉……何故に?という疑問がいささかありますが
食べる部分が「種」ということは、当然生命力もありますね。
微量ですが、タンパク質も含まれています。
そして、秋野菜の代表=芋・栗・かぼちゃのいいところ!
これらは本来熱に弱いビタミンCがデンプン質に守られているので、加熱しても消失しにくいという特徴があります。
加熱して食べることが多い、秋野菜。自然の摂理の素晴らしさを感じます。
池田清子 Sayako IKEDA
アスリートフード研究家
ビオトープ株式会社代表。夫は7年連続日本代表マウンテンバイクプロライダー、池田祐樹。菜食・プラントベースを主とした「細胞から健康的に強く美しくなる」食事の研究と発信を行う。2014年より自身もサイクリング・ランニング・筋トレを中心とした運動をスタートし、国内外での大会出場経験も多数。著書に『EAT GOOD for LIFE』至上最高の私をつくる「食」×「ながらトレーニング」』『野菜のおいしい食べ方』https://biotope-inc.co.jp https://biotope-inc.co.jp