「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん
【鍋ひとつで】「プッタネスカ風吸いとりパスタ」レシピ/和田明日香さん
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和田明日香
2021.09.02
時間はないけど、しっかりごはん。そんなわがままは、この方法でクリア!
炊飯器を使う、その約40分すら惜しい! そこで登場するのが、ひとワザありの麺。鍋ひとつで完成するのが最高です!
プッタネスカ風吸いとりパスタ
パスタはゆでずに、鍋に直接投入! グツグツ煮込めば、うま味を吸ったパスタが完成。「本来ならケイパーを使いますが、発酵っぽい酸味があればいいわけなので、ひょっとして、しば漬けでいける?と試したら大正解!」(和田明日香さん)
材料・2人分
- トマト水煮缶(ホールタイプ)……1缶(400g)
- 水……トマト缶の空き缶1杯分
- スパゲッティーニ(1.6mm)……200g
- 粉チーズ……大さじ2
- A)
- にんにくの薄切り……1かけ分
- アンチョビー(フィレ)……3枚
- しば漬けの粗みじん切り……大さじ2
- 塩……ふたつまみ
- オリーブオイル……大さじ4
作り方
- 鍋にオリーブオイル大さじ2を中火で熱し、Aを入れてアンチョビーをへらでつぶしてほぐす。
- アンチョビーが細かくなったらトマト缶と水、塩を加え、沸いたらスパゲッティーニを半分に折って加える。時々混ぜながら、吹きこぼれないように7分煮込む。
- 煮汁がほぼなくなったらオリーブオイル大さじ2を加えてよく混ぜ、火を止める。粉チーズを加えて混ぜ合わせる。
教えてくれたのは
和田明日香さん
結婚後に義母である平野レミさんのもとで料理を学び、料理家として活躍するように。17時になると帰宅し、家族と食卓を囲む毎日を大切にしている。食育インストラクターの資格も持つ3児の母。
【特集】「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん
2021年9月号【「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん】より
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美
和田明日香 Asuka Wada
料理研究家
フランス料理店などでの修行を経て、東京・表参道で料理&お菓子教室「studio SPOON」を主宰。2019年には代官山にて洋食店「洋食KUCHIBUE」をオープン。著書に『この一皿でパーフェクト、パワーサラダ』(文化出版局)、『特製ソースでおいしい絶品グラタンとオーブン焼き』(家の光協会)など。