2017年 1月
あけましておめでとうございます。
この一年が皆さまにとってしあわせな笑顔でいっぱいの一年となりますように・・・
昨年の秋、サイトリニューアルに伴い、こちらのスイーツのコーナーもリニューアルしました。
手探り状態はまだまだ続きますが、少しずつ、皆さんにほっこりと楽しんでもらえるようなコーナーにしていきたいなと思っています。
この一年もどうぞお付き合いくださいね。 よろしくお願い申し上げます。
さて、今年最初のスイーツは「黒豆の豆乳プリン」。
黒豆をゴロゴロ入れた豆乳プリンはゼラチン少なめのとろんとしたなめらかな口どけです。
ことことと静かにお豆を煮る作業は、ゆっくりとやさしい時間が流れるようでちょっと特別な時間です。
おせちの黒豆となると、いつもの豆仕事よりも気合が入るのでさらに特別。
今年100歳になる祖母に仕上がりのチェックをしてもらうのが恒例で、待ちきれない様子で何度もお鍋を覗きにくる姿がかわいい(笑)
毎年、同じように煮ていても出来上がりはその年ごとにちょっとずつ違って・・・豆仕事は奥が深いなーとつくづく思います。
甘く煮含めた黒豆はクリームととても相性がよく、アイスクリームやクリームチーズ、生クリームなどと混ぜると、とたんにスイーツに変身。
おせちの黒豆もぜひおやつ作りに活用して楽しんでくださいね。
黒豆の豆乳プリン
【材料】 4人分
・ 豆乳(無調整) 150ml
・ 牛乳 100ml
・ 生クリーム 150ml
・ 砂糖 40g
・ ラム酒 小さじ2
・ 粉ゼラチン 5g
・ 水 大さじ2
・ 黒豆 60g
(黒蜜)
・黒砂糖 25g
・白砂糖 25g
・水 50ml
【作り方】
* ゼラチンは水に振り入れ、ふやかしておく。
① 鍋に豆乳、牛乳、砂糖を入れ、混ぜながら火にかける。沸騰させないように温め、鍋肌からふつふつしてきたら火からおろす。
② ①にふやかしたゼラチンを加え、よく混ぜて溶かす。
③ ②を漉しながらボウルに移す。(写真a)
④ 生クリーム、ラム酒を加えてよく混ぜる。
⑤ ④を氷水にあて、時々混ぜながらとろみがつくまで冷ます。(写真b)
⑥ とろみがついてきたら器に注ぎ、黒豆を散らし入れる。2時間ほど冷やし固める。
⑦ 黒蜜をつくる。黒蜜の材料を鍋に入れて中火にかける。軽くとろみがつき、大きめの気泡がでてくるまで煮詰めたら火からおろす。(冷めると固くなるのでゆるめで火をとめること。) (写真c) 冷めたら豆乳プリンにかける。
(写真a)
(写真b)
(写真c)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。