今年1月、LEEwebのスイーツ連載にアップされた「フルーツ水羊羹」が読者の間で「映える! 久々にお菓子を作りたくなった!」と大人気に。
そこで、この羊羹の新バージョン、「キウイの杏仁ミルク羹」を新たに提案。蛯原友里さんがお菓子研究家・八田真樹さん直々に教わりました!
杏仁豆腐でさっぱり、見た目も大人っぽく
キウイの杏仁ミルク羹
杏仁豆腐の層が、キウイの酸味とマッチ。柄のような配置もおしゃれです。
材料・11×14㎝流し缶1台分
- A)
- 粉寒天……1g
- 水……200㎖
- 砂糖……15g
- キウイ(できればグリーンとゴールド)、ブルーベリー……各適量
- B)
- 牛乳……200㎖
- 杏仁霜(きょうにんそう)(中華食材のあるスーパーや製菓材料店で購入可)……30g
- 砂糖……60g
- C)
- 粉寒天……2g
- 水……100㎖
- 生クリーム……100㎖
- 寒天は常温で固まる(ゼラチンは冷えないと固まらない)
- 型に注ぐ前に寒天液が固まってきたら、その都度湯せんで温めて溶かす
透明の寒天液を作る
1. Aを合わせて火にかけ、混ぜながら沸騰させたまま2分ほど煮る。
2. ①を火からおろし、砂糖を加えて溶かす。
3. 水でさっとぬらした流し缶(ラップを敷いたバットなどでもOK)に②を高さ5㎜ほど流し入れて、しばらく固める(気泡があれば取り除く)。寒天液は常温でも固まるが、急ぐ場合は冷蔵庫へ。
フルーツを並べて寒天液を流す
4. キウイを1㎝厚さの半月切りに。
5. 流し缶の中が固まってきたらキウイとブルーベリーを写真下のように並べる。残りの②の寒天液を上から注ぎ、冷やし固める。
杏仁豆腐の寒天液を作ってフタをする
6. 鍋にBを入れ、よく混ぜながら火にかける。鍋肌からふつふつとし、軽くとろみがついたら火からおろす。
7. 別の鍋でCを合わせて火にかけ、混ぜながら沸騰させたまま2分ほど煮たら、火からおろし、⑥を加える。
8. ⑦に生クリームを加える。
9. ⑤の上に⑧を注ぎ入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。
冷やして型から外す
10. 完全に固まったら型から外す。
ゼリーを型からきれいに外すコツ
型とゼリーの間1〜2カ所にナイフを差し込んで、隙間を作る。
お皿やまな板をかぶせて、しっかり押さえたままひっくり返し……
そっと型を持ち上げるときれいに外せる。
(左)蛯原友里さん Yuri Ebihara
ファッション誌や広告、TV等で活躍する人気モデル。5歳の男の子のママという顔も持つ。ステイホームの影響で料理系YouTubeを観るようになり、調理器具を買うため合羽橋デビューを果たしたそう。
(右)八田真樹さん Maki Hatta
会社勤めを経て、幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。LEEwebでの連載はなんと18年目! 著書に『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。
【特集】涼しげ! 映える!「フルーツのカラフルゼリー」
詳しい内容は2021年LEE6月号(5/7発売)に掲載中です。
撮影/馬場わかな ヘア&メイク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/久保田朋子(物) 徳永千夏(服)
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。