『抹茶豆花』
今年の八十八夜は5月1日。
茶摘みが始まり、新茶の季節です。
今回のレシピは『抹茶豆花』
昨今人気の台湾スイーツ。中でも豆花は 日本でもすっかりお馴染みになりました。
今回は抹茶を加えて和風に。
大豆のやさしい甘みと抹茶の香り。ほんのりとほろ苦さが加わって、繊細な風味のスイーツに。
本来、豆花は石膏粉やさつまいも粉を 凝固剤として固めますが、おうち豆花は 手軽なゼラチンを使ってそっと固めます。
ゼラチンは温度が高すぎると 凝固力が弱まるので注意。豆乳も分離してしまうので、煮立てないように 火加減に気をつけましょう。
豆腐と豆乳のように 比重の違う生地が2層に分かれないように、軽くとろみがつくまで混ぜながら冷やすのも、なめらかな食感に仕上げるポイントです。
ふるふるとのど越しよく、コクのある大豆の風味が楽しめる豆花。
季節の変わり目。
からだに優しいおやつで 和んでくださいね。
抹茶豆花
【材料】
4人分
(豆花)
・ 豆腐…… 200g
・ 無調整豆乳……250ml
・ 砂糖…… 15g
・ 抹茶…… 大さじ1
・ 湯…… 大さじ2
・ 粉ゼラチン…… 5g
・ 水…… 大さじ2
(シロップ)
・ 無調整豆乳…… 200ml
・ 砂糖…… 70g
・ 抹茶…… 小さじ1
・ 湯…… 小さじ2
・ マンゴー、バナナ、茹で小豆……各適量
【作り方】
* ゼラチンは水大さじ2にふり入れ、ふやかしておく
* 抹茶は湯でよく溶いておく
- フードプロセッサー(またはミキサーでも可)に豆腐と豆乳を入れ、なめらかになるまで撹拌する。
- 鍋に①を移し、砂糖、抹茶液を加えてよく混ぜる。弱火にかけて温める。砂糖が溶けたら火からおろす。
- ふやかしたゼラチンを②に加えてよく混ぜる。
- ③を氷水にあて、時々混ぜながら、とろみがつくまで冷やす。
- とろみがついてきたら、器に注ぎ、冷やし固める。
- シロップを作る。豆乳、砂糖、抹茶液をよく混ぜ合わせる。
- ⑤を大きめのスプーンですくって器に盛り、シロップをかける。マンゴー、バナナ、茹で小豆をのせる。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。