『スプリングロールカップ』
5月
ゴールデンウィークも終盤。
みなさん、いかがお過ごしですか?
今年も外出がなかなか難しい状況ですが、せっかくの初夏の休日。
さわやかな風を入れて、おうち時間を楽しく過ごしたいですね。
今回のレシピは『スプリングロールカップ』です。
カップにしたのは春巻きの皮。(ダジャレっぽいネーミングですみません…(笑))
パリパリに焼き上げたカップに とろりととろけるカスタードクリームと お好きなフルーツを詰めて。
作るのも、食べるのも手軽で楽しいレシピです。
春巻きの皮をハサミで切ったり、型に敷いたり…は、お子さんにも工作感覚で楽しい作業。ぜひ一緒にトライしてみてくださいね。
とろけるカスタードクリームは しっかりと炊くことがおいしさのポイント。
とろみがついてからも煮詰めて 風味を凝縮させます。
卵のコシがきれて、手元がふっと軽くなったら(←突然きます)OKのサイン。
焦げないように 休まず混ぜるこの工程が、一番の頑張りどころです。
おいしいクリームができあがったら、あとはお好きなフルーツを用意して、バイキングスタイルにしてもいいですね。
春巻きカップは水分を吸いやすいので、クリームを入れたらお早めに、どうぞ。
明日はこどもの日。
楽しい、楽しい一日になりますように♪
スプリングロールカップ
【材料】
直径4cmマフィン型 12個分
・ 卵…… 2個
・ 砂糖……40g
・ 薄力粉…… 15g
・ 牛乳…… 200ml
・ バニラビーンズ…… 1/3本
・ バター…… 10g
・ 生クリーム…… 100ml
・ 砂糖…… 10g
・ 春巻きの皮…… 6枚
・ いちご、ブルーベリー、マンゴー(お好みのフルーツで)…… 適量
・ ミントの葉
【作り方】
* オーブンを180℃に温める。
- 春巻きの皮を4等分に切り、2枚対角になるように重ねて(写真a)、マフィン型に敷く。中に重石を入れる。(*ファンの回るオーブンの場合のみ。温風で春巻きの皮がなびくのを防ぐ為なので、そうでなければ重石はなくてもOK)
- 180℃に温めたオーブンで約10分、中まで色よく焼く。そのまま冷まし、冷めたら重石を取る。(*春巻きの皮はトースターで焼くこともできます。トースターの場合は上部が焦げやすいので、途中でアルミをかぶせて、底がカリっとするまで、しっかりと焼いてください。)
- クリームをつくる。バニラビーンズのさやを縦に切り、種をしごき出す。鍋に牛乳とバニラビーンズのさやと種を入れ、火にかける。
- ボウルに卵黄と砂糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜる。薄力粉を振るい入れ、混ぜる。
- 牛乳が沸騰寸前まで温まったら、④に注ぎ、よく混ぜる。鍋に漉しながらもどし、絶えず混ぜながら火にかける。とろみがついてきたら火からおろし、よく混ぜてなめらかにする。再び火にもどし、絶えず混ぜながらこしが切れて、手元がふっと軽くなるまで炊く。火からおろし、バターを加えて混ぜる。バットなどに移し、表面にぴったりとラップをして冷やす。
- ボウルに生クリームと砂糖を入れ、氷水にあてながらやわらかく、ゆるめの角が立つまで泡立てる。別のボウルに⑤をほぐしてなめらかにし、生クリームを2回に分けて加え、ふんわりと混ぜ合わせる。
- ②にクリームを入れ、フルーツを盛る。
(a)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。