『にんじんしりしりパンケーキ』
4月半ば
桜のあとは新芽がきらきらと。
晴れやかな芽吹きの4月。
春野菜もたくさんお店に並んでいます。
今回のレシピは春野菜を使った『にんじんしりしりパンケーキ』。
沖縄料理の定番おかず、にんじんのしりしりをのせたパンケーキです。
強力粉で作るパンケーキはもちもちとして優しい甘み。
お食事パンケーキにもちょうどよく、香ばしいごまの風味がにんじんのしりしりとよく合います。
しりしりは、今や全国区で親しまれている 手軽でおいしい炒めもの。
私も大好きで 頻繁に食卓に登場しています。
にんじんだけで作ってもおいしいけれど、さわやかな香りのクレソンと 炒め合わせるのもおすすめ。
クレソンは 軽く火を入れたときのちょっとくせのある風味がすきで、今回もさっと炒めて。
春先のクレソンは茎もやわらかく、にんじんの甘みに春の香りが加わります。
おやつにも、軽いランチにもおすすめの からだに優しいパンケーキ。
よかったら作ってみてくださいね。
にんじんしりしりパンケーキ
【材料】
直径12cm 8枚分
・ 卵…… 2個
・ きび砂糖……30g
・ 塩…… ひとつまみ
・ 無調整豆乳…… 200ml
・ 強力粉…… 160g
・ ベーキングパウダー…… 小さじ2
・ すりごま(白)…… 大さじ4
・ バター(溶かす)…… 30g
・ にんじん…… 1本
・ 生姜…… ひとかけ
・ ツナ…… 1缶
・ 卵…… 1個
・ クレソン…… 1/2束
・バター、ごま油…… 各適量
【作り方】
* 強力粉とベーキングパウダーを合わせてよく混ぜておく
* 生地用のバターをとかす
- にんじんしりしりを作る。にんじんは細切りにし、生姜は千切りにする。クレソンは3㎝ほどに切る。卵1個は割りほぐす。
- フライパンにごま油少々を熱し、生姜を炒める。香りがでたらにんじんを炒め、しんなりしたら缶汁をきったツナを加える。塩(小さじ1/4ほど)、酒少々で調味し、割りほぐした卵を加え炒める。クレソンを加えてさっと炒め合わせる。
- パンケーキを作る。ボウルに卵を割りほぐし、きび砂糖を加えてよく混ぜる。
- 豆乳を加えよく混ぜる。
- 強力粉とベーキングパウダーを合わせて振るい入れる。中央で泡だて器をぐるぐると回しながら、少しずつ周りの粉をくずすようにして混ぜ合わせる。
- すりごまを加えて混ぜる。
- 溶かしバターを加えて混ぜる。
- フライパンを熱し、バター少々をうすくひき、(フッ素樹脂加工のフライパンはひかない。)生地を流して中火で焼く。
- 表面にぷつぷつと穴が出て、少し乾いたように焼けたら、裏返し、片面も焼く。
- パンケーキにバターを塗り、にんじんしりしりをのせる。(お好みでベイリーフなどの葉野菜を散らし、粗びき胡椒をふっても。)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。