『ひなマフィン』
3月
ゆっくりと、春が近づいてきました。
やわらかな陽射しに嬉しくなります。
3月のレシピは、おひな様にちなんで『ひなマフィン』です。
やさしい春色のクリームでおめかししたマフィン。
植物油が入る生地なので、あっさりと軽い焼き上がり。ふんわりとレモンが香ります。
油はサラダ油や太白ごま油などお好みのもので。香りや風味の強くないものを使ってくださいね。
ワンボウルで気軽に作れるマフィン。混ぜるだけのシンプルなレシピは ふだんのおやつにも活躍します。
焼いた当日中が やっぱりおいしいので、いつもは温かいうちに 食べてしまいますが、ときにはデコレーションで変身。
今回は生クリーム、いちご、抹茶の淡い三色のクリームを作ります。
思い思いのデコレーションで楽しんでくださいね。
できあがったマフィンは、長時間冷蔵庫に入れていると固くなってしまうので、冷やしすぎないように気をつけましょう。
もっとラフに食べるときは、温かいマフィンに冷たいクリームをのせるのもおすすめです。
明日はひな祭り。
やさしく穏やかな一日でありますように…
ひなマフィン
【材料】
底5cm マフィン型 6個分
・ 卵…… 1個
・ きび砂糖……70g
・ 塩…… ひとつまみ
・ 植物油…… 50g
・ サワークリーム…… 90g
・ ヨーグルト…… 100g
・ 牛乳…… 大さじ1
・ レモンの皮(すりおろす)…… 1個分
・ 薄力粉…… 160g
・ アーモンド粉…… 40g
・ ベーキングパウダー…… 小さじ2
・ いちご…… 40g
・ 生クリーム…… 50ml
・ 砂糖…… 10g
・ 抹茶…… 小さじ1/2
・ 生クリーム…… 50ml
・ 砂糖…… 5g
・ 生クリーム…… 50ml
・ 砂糖…… 5g
・ ひなあられ、アザラン
【作り方】
* 型にマフィンカップをしく
* オーブンを180℃に温める。
* 薄力粉とベーキングパウダーをよく混ぜておく
- ボウルに卵を割りほぐし、きび砂糖、塩を加えてよくすり混ぜる。
- ①に植物油を少しずつ注ぎ、よく混ぜる。
- ②にサワークリーム、ヨーグルト、牛乳を加え、その都度よく混ぜる。
- ③にアーモンド粉を振るい入れ、さっくりと混ぜ合わせる。
- ④に薄力粉とべーキングパウダーを振るい入れ、さっくりと混ぜ合わせる。
- ⑤を型に入れ、180℃のオーブンで20~30分焼く。
- (ピンク)いちごはミキサーでピュレ状にする。生クリーム、いちごのピュレ、砂糖をボウルに入れ、氷水にあてながら角が立つまで泡立てる。
- (緑)抹茶はお湯大さじ1/2でよく溶いておく。生クリーム、抹茶液、砂糖ををボウルに入れ、氷水にあてながら角が立つまで泡立てる。
- (白)生クリーム、砂糖をボウルに入れ、氷水にあてながら角が立つまで泡立てる。
- ⑥のでこぼこした部分を少し切り落として平らにする。星口金をつけたしぼり袋にクリームを入れ、ケーキの中央から外に向かって渦巻状に絞る。ひなあられ、アザランを飾る。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。