11月になってりんごも旬をむかえました。
さわやかな早生種から移り変わって、甘味の濃い晩生種も並んでいます。
今回のお菓子はりんごのはちみつチーズケーキです。
チーズケーキはちょっとした材料や作り方の違いでガラリと変わるのが楽しくて、一時、実験のようにはまっていました。シンプルなものやちょっと個性的なものなど作ったレシピも色々で、これは秋冬に食べたい、こっくりとしたチーズケーキ。NYチーズケーキに近い、なめらかでクリーミーな生地です。
作り方がいたってシンプルなのもチーズケーキのよさ。材料を順に混ぜていくだけなので、初心者さんにもおすすめです。
ビスケットの上にはたっぷりのりんごを敷きつめました。
ふだんビスケットは香ばしい全粒粉のものを使うことが多いけれど、このチーズケーキは生地となじむように全粒粉の入っていないプレーンなビスケットを使っています。刻んだナッツをビスケットに混ぜたり、シナモンで風味をつけてもおいしいですよ。
焼いた日よりも翌日の方が生地がなじんでおいしくなるので、ひと晩しっかりと冷やしてくださいね。
りんごのはちみつチーズケーキ
【材料】 15x16cm型 1台
・ りんご 1個
・ はちみつ 大さじ1
・ シナモン 少し
・ クリームチーズ 200g
・ サワークリーム 80g
・ はちみつ 100g
・ 卵 1個
・ 卵黄 1個
・ 生クリーム 150g
・ レモン汁 大さじ1/2
・ レモン皮 1/2個分
・ 薄力粉 30g
・ ビスケット 60g
・ バター(溶かす) 25g
【作り方】
* 型にオーブンシートをしいておく
1 ビスケットを細かく砕き、溶かしバターを混ぜる。型にしき、コップの底などで押さえる。冷蔵庫で冷やしておく。(写真a)
2 りんごは7mm角に切り、鍋に入れる。はちみつ、シナモンを加え、火にかける。りんごが柔らかくなり、汁気が少なくなったら火からおろして冷ます。(写真b)
3 クリームチーズを柔らかく練り、サワークリームを加えてよく混ぜる。
4 はちみつを加えてよく混ぜる。
5 卵と卵黄をよく混ぜ、(4)に少しずつ加えて混ぜる。
6 生クリームを加えて混ぜる。
7 レモンを加えて混ぜる。
8 薄力粉を振るい入れ混ぜる。
9 (1)の上に(2)をしく。(写真c)
10 (9)の上に(8)を流し入れ、170℃に温めたオーブンで30~35分ほど焼く。
11 型に入れたまま冷まし、冷蔵庫に入れてひと晩冷やす。
(a)
(b)
(c)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。