9月。
夏の名残りと秋の始まりがくるくる入れ替わっているようなこの頃。
今月は冷たくても、温めても、どちらもおいしく頂けるココナッツミルクのお汁粉です。
ココナッツの甘い香りとお豆腐でつくった白玉がほんのり大豆の優しい風味。
さっと作れる手軽さがうれしいおやつです。
夏の暑い日にはこのお汁粉にかき氷をのせてチェーにしていたけれど、だんだん秋の気配になってきたら、これからはあったかいお汁粉の出番です。
温めるときは、水気をきった白玉をお汁粉(冷やさなくてOK)に加えて少し火を入れ、白玉も軽く温めます。
このとき煮立たせないように気をつけてくださいね。
ローストしたココナッツも楽しいアクセントになるので、おうちにあったらぜひ入れてみてください。
ココナッツミルクとあずきのお汁粉
【材料】
・ ココナッツミルク 200ml
・ つぶあん 100g
・ 牛乳 50ml
・ 塩 ひとつまみ
・ 白玉粉 60g
・ 豆腐 1/3丁(100g)
・ ココナッツロング 適量
【作り方】
1 鍋につぶあん、塩を入れ、ココナッツミルクを少しずつ加えてときのばす。牛乳を加えてよく混ぜ、火にかける。温まったら火からおろす。(沸騰させないこと)。冷たく冷やす。
2 豆腐はざるにのせて水気をきり、白玉粉とともにボウルに入れる。手で豆腐をくずしながら混ぜ合わせ、よくこねて耳たぶくらいの柔らかさにする。(かたいときは豆腐を、柔らかいときは白玉粉を少々加えて調整する。)
3 手のひらで直径2㎝くらいに丸め、中央を指で軽く押さえてくぼませる。
4 鍋に湯を沸かし、白玉を茹でる。浮いてきたら、さらに1、2分茹でて氷水にとる。
5 器に(1)を入れ、水気を切った(4)を加える。ローストしたココナッツを盛る。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。