甘酸っぱいすし飯チャーハンのいいところは、少ない具材でも満足できる味わい深さ。アツアツはもちろん、冷めて味がなじんだ状態もたまらない!
まずはシンプルなこちらでお試しを!
卵とねぎのすし飯チャーハン
すし飯のおいしさを生かしたいから、しょうゆは風味づけ程度です。「冷めて酢がなじんだ状態のおいしさも、ぜひ味わってみて」(近藤幸子さん)
材料・2人分
基本のすし飯(下記参照)……半量
溶き卵……2個分
青ねぎの小口切り……5本分
しょうゆ……小さじ2
サラダ油……大さじ1
作り方
- フライパンを強火でしっかりと熱し、サラダ油を入れてなじませる。溶き卵を入れて大きくかき混ぜ、半熟状になったら、すし飯を入れる。
- へらで混ぜながら炒め、よくほぐれたら青ねぎとしょうゆを入れ、全体が混ざるまで炒める。
材料・作りやすい分量
米……2合
昆布……5㎝角1枚
〈合わせ酢〉
米酢……大さじ4
砂糖……大さじ2
塩……小さじ1
1.うま味ある昆布と一緒に
米を研いで、炊飯器の内釜または鍋に入れる。水を2合分注ぎ、昆布をのせて40分おいてから普通に炊く
2.合わせ酢はよく混ぜる
ごはんに入れたときに味にムラがないように、合わせ酢はしっかり混ぜ合わせ、均一にしておく
3.熱いうちに回し入れる
炊き上がったら、熱いうちに合わせ酢を内釜や鍋に直接投入。しゃもじに当てながら、全体に回し入れる
4.大きくさっと混ぜる
底から返し、米粒をつぶさないよう切るように混ぜる。おうちでは、うちわであおいで冷まさなくてもOK
5.蒸らしながら冷ます
乾燥しないように、ぬれぶきんをかけて蒸らしながら冷ます。蒸らすことですし飯がふっくらする
教えてくれたのは
近藤幸子さん
手軽な素材と手順で作る、家族が喜ぶ華やかなレシピで人気。近著に『調味料ひとつでラクうまごはん』(PHP研究所)。夫、中学1年生と小学1年生の娘たちとの4人暮らし。
【特集】映えておいしい! 「すし飯」こそ最強説
詳しい内容は2021年LEE3月号(2/5発売)に掲載中です。
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
近藤幸子 Sachiko Kondo
料理研究家・管理栄養士
6歳違いの二人の娘の母で、家事や育児に忙しい日々から生み出される工夫の詰まったレシピが大人気。著書に『がんばりすぎないごはん』『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。』『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』など。