5月半ば
新緑の季節。
窓から見える木立ちも、日に日に緑濃く、鮮やかになってきました。
季節がゆっくりと進んでいます。
今回のレシピは「豆乳とごまのパンケーキ」です。
豆乳ベースの生地は、もちっとした口あたり。ふんわりと軽く、ごまの風味が香ばしいパンケーキ。
少しずつ配合を変えながらも、飽きることなく くり返し焼いているお気に入りのレシピです。
パンケーキの中で、普段から一番よく焼くのが、薄くて軽い このタイプ。
子どものころ、絵本の中の 山積みパンケーキに憧れたのを思い出して、今でもつい積み重ねてしまいます。
焼きたてのパンケーキを数枚重ねて層を作ったら、バターを落として黒蜜をたっぷりとかけるのが いつもの定番。はちみつやメープルシロップもいいけれど、このパンケーキには黒蜜が 一番すきな組み合わせです。
香ばしい生地は何にでも合うので、季節のフルーツと生クリームでたのしんだり、サラダやお肉を巻いたり。
大人限定ですが、パンの代わりに手でチビチビちぎりながら のんびり飲むのも なかなかで(笑)
ポイントは、焼くときの火加減。
弱いと生地が広がって薄くなりすぎてしまうので、フライパンはしっかりと熱して。
ひっくり返したとき、おいしそうな焼き色がついていたら火加減はOK。焼き色を見ながら調整して、おいしい色を目指しましょう。
思い立ったらすぐに作れる手軽さも、アレンジ自在な幅広さもパンケーキの魅力。
ぜひ お気に入りのたのしみ方を見つけてくださいね。
豆乳とごまのパンケーキ
【材料】 直径12cm 10~12枚分
・ 卵…2個
・ きび砂糖…30g
・ 無調整豆乳 …200ml4
・ 薄力粉 …170g
・ べーキングパウダー… 小さじ2
・ すりごま(白)…大さじ4
・ 無塩 バター(とかす)…30g *無塩バターはなければ有塩バターでも代用可。
・ バナナ
・ブルーベリー
・ 黒蜜
・ 生クリーム
【作り方】
*薄力粉とベーキングパウダーを合わせてよく混ぜておく
*バターをとかす
① ボウルに卵を割りほぐし、きび砂糖を加えてよく混ぜる。
② 豆乳を加えよく混ぜる。
③ 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて振るい入れる。中央で泡だて器をぐるぐると回しながら、少しずつ周りの粉をくずすようにして混ぜ合わせる。
④ すりごまを加えて混ぜる。
⑤ 溶かしバターを加えて混ぜる。
⑥ フライパンをしっかりと熱する。バター少々をうすくひき、(フッ素樹脂加工のフライパンはひかなくてもOK。)生地を流して中火で焼く。
⑦ 表面にぷつぷつと穴が出て、少し乾いたように焼けたら、裏返す。このとき、おいしそうな焼き色がついていればOK。(薄いときは次から火を強めて、濃いときは火を弱める。)片面も色よく焼く。焼けたら乾かないように、かたく絞った抜れ布巾かラップをかぶせる。
⑧ パンケーキを重ね、お好みのフルーツ、泡立てた生クリーム、黒蜜を添える。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。