5月5日 端午の節句
今日は こどもの日。
外で思いっきり遊ぶことが なかなか難しい現状。
長引く外出自粛生活にも 頑張っている こどもたちにとって、今日がとびきり たのしい一日になるといいな。と願いつつ、5月初めは こどもの日スイーツのレシピです。
こどもの日といえば、毎年たのしみにしていたのが、実家近くの和菓子やさんの柏餅。
中でも味噌あんが大好きで、「つぶあん?こしあん?どちらにする?」とお店で聞かれても、必ず「みそあん!!」と、選択肢にない方をリクエスト。
今は帰省も控えているので、大好きな味噌あんが食べられなくて残念だけれど、 おたのしみは来年にとっておくことにします。
さて、今回のレシピは『こいのぼりパイ』です。
こいのぼりを型取ったパイに、ふんわりカスタードクリームとフルーツをたっぷりとのせました。
パイ生地は 冷凍パイシートでお手軽に。パイシートは完全に戻さず、半解凍の状態で作業すると、細かいところも 切りやすくなります。生地が柔らかくなってきたら、こまめに冷凍庫で 冷やしながら作業しましょう。
こいのぼりのパイが焼けたら、みんなでクリームとフルーツをのせて、思い思いの こいのぼりを作ってくださいね。
今年は特別な想いでこどもの日を迎えています。
一日も早く、子供たちが安心して、太陽の下で 元気いっぱい遊べる日常が戻りますように・・・
こいのぼりパイ
【材料】 4個分
・ 冷凍パイシート(20x20cm) 2枚
・ 卵黄 1個
・ グラニュー糖 20g
・ 薄力粉 10g
・ 牛乳 100ml
・ バター 5g
・ バニラビーンズ 1/4本
・ 生クリーム 100ml
・ グラニュー糖 10g
・ いちご、キウイ、バナナ、甘夏 適量
・ 溶き卵 適量
・ ミントの葉、レモン
【作り方】
* オーブンを200℃に温める。
① パイシートを室温に少しおき、半解凍する。10x6㎝に8枚切り分け、片方を山形に切り取る。
② 4枚は、内側1㎝を切り抜く。
③ ①の4枚の縁に溶き卵を塗る。上に②の1㎝幅の生地を重ね、端をフォークで押さえてしっかりと貼り合わせる。底の部分をフォークで刺して空気穴を開ける。底部分にクッキングシートをしき、重石(お米や小豆でもOK)をのせ、全体に溶き卵を塗る。
④ 200℃に温めたオーブンで20~25分 色よく焼く。
⑤ クリームをつくる。バニラビーンズのさやを縦に切り、種をしごき出す。鍋に牛乳とバニラビーンズのさやと種を入れ、火にかける。
⑥ ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜる。ふるった薄力粉を加えて混ぜる。
⑦ 牛乳が沸騰寸前まで温まったら、⑥に注ぎ、よく混ぜる。とろみがついてきたら火からおろし、よく混ぜてなめらかにする。再び火にもどし、絶えず混ぜながらクリームのこしが切れて、手元がふっと軽くなるまで炊く。火からおろし、バターを加えて混ぜる。バットなどに移し、表面にぴったりとラップをして冷やす。
⑧ ボウルに生クリームとグラニュー糖を入れ、氷水にあてながら角が立つまで泡立てる。別のボウルに⑦をほぐしてなめらかにし、生クリームを2回に分けて加え、混ぜ合わせる。
⑨ パイ生地にクリームを入れ、フルーツを並べる。ミントやパイ生地(切り抜いた方)、レモンの皮を飾る。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。