水を加えず酒だけで蒸すちょっと贅沢なサラダチキンは、しっとりジューシーな仕上がりで味わい濃厚。うま味たっぷりのゆで汁はスープに再利用。冷蔵庫で4日間保存可。
基本のサラダチキンの作り方
材料・2枚分
鶏むね肉……2枚(500g)
酒……適量
塩……小さじ1
作り方
1 厚みを均一にする
鶏肉は冷蔵庫から出して常温に戻しておく。厚みのある部分に切り込みを入れて開き、全体の厚さを均一にする
2 フライパンに入れて酒を注ぐ
鶏肉がちょうどよく入るサイズのフライパン(直径20㎝程度)に皮を下にして入れ、ひたひたまで酒を注ぐ
3 中弱火にかける
フタをせず、火にかける。ふつふつ沸きかけ、全体が白くなっていたら裏返す。火が強いと肉がかたくなるので注意
4 フタをして蒸し煮する
肉を裏返したら、弱火にしてフタをし、10分蒸し煮。沸かさず、弱火でじっくり火を入れることでうま味を引き出す
5 塩を入れて冷ます
皮に直接かからないよう(かかるとかたくなる)塩を振り、フタをして冷ます。ゆで汁の中で冷ますとパサつかない
Q 体型が気になりだした夫に持たせたいです
みなさんのお悩み
「夫がダイエットをしたいと言っているので、ヘルシーなおかずの作り方を教えてほしいです」(LEE100人隊No.084 なっちんさん)
「お肉料理のバリエーションが少ないので、鶏むね肉のいろいろなパターンのレシピを知りたいです」(LEE100人隊No.020 ちあきさん)
A サラダチキン&そのアレンジを覚えておけば完璧!
メインおかずは、高タンパク低カロリーの鶏むね肉を使ったサラダチキン。すでに火は入っているから、朝は軽くアレンジを加えるだけの手軽さ。副菜には、同じく高タンパクで栄養価の高い卵おかずを!
サラダチキンを使ったコロコロ焼き鳥のお弁当
主菜 串に刺すだけで“手をかけた風”
コロコロ焼き鳥
ししとうも一緒に刺せば、彩りも栄養も。火は通っているから、焼き目がつけば完成。
材料・1人分
サラダチキン(作り方はトップページを参照)……80g
ししとう……6本
しょうゆ、みりん……各大さじ1
ごま油……小さじ1
七味唐辛子(好みで)……少々
作り方
- サラダチキンは6等分程度の角切りにする。ししとうは軸を切り落とす。串に2個ずつ交互に刺す。
- フライパンにごま油を中火で熱し、①を加え、焼き目をつける。
- しょうゆとみりんを加えて煮立たせながらからめ、好みで七味唐辛子を振る。
副菜 こちらも作りおきOKです
オイスター漬け卵
オイスターのコクと、黒酢のさっぱり感のバランスが絶妙です。
材料・1人分
卵……1個
オイスターソース……大さじ1
黒酢……小さじ1
塩……ひとつまみ
作り方
- 鍋に湯を沸かし、塩を加えて卵を入れる。約8分ゆでて殻をむく。
- ①の水気をふき、オイスターソースと黒酢をなじませる(できればひと晩おく)。
※冷蔵庫で3〜4日間保存可。
副菜 しゃっきりさわやかな箸休め
かぶとミックスビーンズのマリネ
かぶのパリパリした食感とレモンの酸味がおいしい一品。ミックスビーンズは、水気のないドライパックが手軽。
材料・1人分
かぶ……1個
ミックスビーンズ(ドライパックや水煮缶など)……大さじ2強
レモン汁……小さじ1
塩……小さじ1/4
粗びき黒こしょう……少々
オリーブオイル……小さじ1
作り方
- かぶは縦半分に切ってから3㎜厚さに切る。塩をなじませて5分おき、しんなりしたら水気を絞る。
- ①にミックスビーンズ、レモン汁を加えてなじませ、オリーブオイルで和えてこしょうを振る。
レモンドレッシングでさっぱりと
ボリュームチキンサラダ
材料・1人分
サラダチキン(作り方はトップページを参照)……100g
新じゃがいも……1個
マッシュルーム……1個
好みの葉野菜……適量
A
- レモン汁……小さじ2
- 塩……小さじ1/4
- 粗びき黒こしょう……少々
- オリーブオイル……大さじ1
作り方
- サラダチキンは1㎝厚さのそぎ切りにする。新じゃがいもは2〜4等分に切り、蒸すか、耐熱皿に入れてラップをし、電子レンジ(600W)で約4分加熱する。
- マッシュルームは軸を切り落として薄切りにする。葉野菜は食べやすくちぎる。
- ①、②を合わせたAで和える。
煮汁を使った簡単時短のトマト煮込み
チキントマトバター
材料・1人分
サラダチキン(作り方はトップページを参照)……80g
玉ねぎ……1/4個
サラダチキンの煮汁……大さじ1
A
- トマトケチャップ……大さじ2
- しょうゆ、バター、オリーブオイル……各小さじ1/2
粗びき黒こしょう、オリーブオイル……各少々
作り方
- サラダチキンは4〜5等分のそぎ切りにする。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、①を入れ、軽く焼き目がつくまで炒める。
- ②にサラダチキンの煮汁を加え、玉ねぎが透き通るまで火が通ったら、Aを加えて煮立たせながらからめ、こしょうを振る。
次回は「子どもが喜んで食べる、見た目にも【テンション上がる】お弁当」をご紹介いたします! 詳しい内容は2020年LEE4月号(3/6発売)に掲載中です。
撮影/砂原 文 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。