2月半ば
今年のショコラ展もすてきなスイーツが盛りだくさんでしたね。
バレンタインを過ぎてもチョコレート熱はまだまだ続き、もう少し余韻を楽しみたいところです。
今回のレシピは『レモン風味のチョコバナナムース』。
チョコレートの風味がストレートに楽しめる、濃厚でなめらかなチョコレートのムースにやさしい甘さのバナナを合わせて。
ふんわりと香るレモンが大切なエッセンスです。
ムースといってもゼラチンもメレンゲも加えず、材料はチョコレートと生クリームとレモンだけ。
言ってみれば チョコレートクリームなのだけれど、ちょっとした泡立て加減と 器での組み立て方で ちゃんと スイーツとしても成立。決して手抜きではないのです。はい。(笑)
思い立ったらあっという間に作れるシンプルなレシピです。
ポイントは 溶かしたチョコレートと生クリームを合わせるとき、チョコレートが熱い状態で加えること。(冷えていると固まってしまいます。)
泡立ては空気を含ませるように、少しゆるいかなと思うくらいでとめること。
ムースは バットやボウルに流して 取りわけるスタイルにすることも多いけれど、時には、趣を変えて リムのある平皿や スープ皿に盛りつけることも。
きちんと感がでて、おもてなしにもおすすめです。
時間が経つと固くなってしまうので、冷やしすぎに注意してくださいね。
とろける口どけの 柔らかさが身上のチョコレートムース。
おやつに、デザートに、ぜひ 作りたてをお楽しみください☆
レモン風味のチョコバナナムース
材料 (4人分)
・ ビターチョコレート 130g
・ 生クリーム (乳脂肪分35~37%) 200ml
・ レモンの皮 1個分
・ バナナ 2本
・ ココア 少々
作り方
*レモンの皮をすりおろし、飾り用に少量取り分けておく。
① チョコレートは細かく刻み、湯煎にあてて溶かす。
② 生クリームを氷水にあてながらゆるく泡立てる。
③ 軽くトロリとして、泡立て器の跡がかすかに見える状態になったら①が熱いうちに加え、手早く混ぜる。
④ ③にレモンの皮を加えて混ぜる。軽く柔らかい角が立つくらいに泡立てる。器に丸く盛り、軽く表面を平らにならす。冷蔵庫で20分ほど冷やす。
⑤ バナナをスライスし、ムースの上に並べる。ココアを振り、取り分けておいたレモンの皮を散らす。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。