お寿司というと、ハレの日に作るもの、刺し身がないと……と思っていませんか? でも実は身近な食材でも簡単に作れて、これだけで一食が完結する、デイリー向きなメニューでもあるんです。もちろん盛りつけなどの工夫次第で、ひな祭りなどのイベントにも最適です!
香ばしく焼いたサケときゅうりが相性抜群!
サケときゅうりの混ぜ寿司
「うま味の強いサケにシャキシャキした食感のきゅうりと、酸味のある梅干しを合わせてさっぱりした味に。香りのいいパクチーや三つ葉などを混ぜてもいいですね」
材料・4人分
すし飯(基本のすし飯参照)……2合分
塩ザケ……2切れ
きゅうり……1本
レモン(国産)スライス……2枚
梅干し……大1個
塩……少々
白いりごま……少々
作り方
- きゅうりは小口切りにして塩を振ってもみ、5分おいて水分を絞る。レモンスライスは6等分に切る。
- 塩ザケは魚焼きグリルで焼き、皮もこんがりと焼く。骨を除いて身をほぐし、皮は小さく切る。
- すし飯に②のほぐし身と種を除いて包丁で叩いた梅干しの全量、①の2/3量を混ぜ、器に盛る。残りの1/3量とサケの皮を散らし、白ごまを振る。
サケは皮に焼き目がついて、パリッとなるまで焼くのがコツ。香ばしい皮はうま味が強く、味と香りのアクセントになる
混ぜ寿司 仕上げのPoint!
●具材の3分の1を残しておいてトッピングするときれい
●最後に薬味野菜やレモンなどで香りをきかせて彩りよく
基本のすし飯
材料・4人分
米……2合
昆布……5㎝四方1枚
〈合わせ酢〉
・米酢……大さじ4
・砂糖……大さじ2
・塩……小さじ2/3
作り方
- 米はといでザルに上げ、炊飯器(または鍋)に入れて昆布をのせ、普段どおりの2合分の水加減にする。30分ほど浸水させてから炊く。
- 合わせ酢の材料を混ぜ合わせておく。
- ①のごはんが炊けたら飯台か大きなボウルに移し、熱いうちに②を回しかけ、うちわであおぎながらしゃもじで切るように混ぜる。
「ひな祭り」テーブルのアイデア
混ぜ寿司をリース形にしてお花畑風にトッピング
いつもの混ぜ寿司にちょっとアイデアを加えるだけで、楽しくてかわいいひな祭りの演出に。家族や友人たちが歓声を上げるアレンジを紹介。
「型を使わないので、ごはんがぎゅうっと押しつぶされることがなく、ふんわりと仕上げられます。トッピングは子どもと一緒にすると、楽しい思い出に」
材料・4人分
サケときゅうりの混ぜ寿司……4人分
スライスチェダーチーズ……1枚
ハム……2枚
ラディッシュ……2個
セルフィーユなど好みのハーブ……適量
作り方
- 上記レシピを参照し、「サケときゅうりの混ぜ寿司」を作る。
- ①の混ぜ寿司全量を皿に盛り、上からラップでおおって手で中央をあけ、リース形に形作る。
- スライスチェダーチーズ1枚は三角形に切り、ハム2枚は花型で抜き、ラディッシュ2個は輪切りにし、②の上にのせる。セルフィーユなど好みのハーブをちぎって飾る。
混ぜ寿司のアレンジはホムパにも最適!
ラップをかけて手で形作っていくので、失敗することがなくて簡単
花型がなければ、チーズやハムは三角に切って散らすだけでもOK
2020年3月号【ラク映え「混ぜ寿司」&「手巻き寿司」】より
撮影/馬場わかな 料理&スタイリング/黄川田としえ 取材・原文/海出正子