12月。
いよいよ今年最後のひと月。
一年で一番慌ただしくて、賑やかで、たのしいひと月です。
クリスマスや忘年会・・・家族やお友達と過ごす時間も増えそうですね。
今回のレシピは、前回のクランブルを使って おもてなしにも喜ばれそうなスイーツをもうひとつ。
『りんごとカマンベールのクランブルフラン』です。
中をくり抜いたりんごに、プリンのような卵の生地と カマンベールチーズを入れて焼きあげました。
焼きたてのところに クランブルをたっぷりとのせて。
香りをつけたカルバドスはりんごが原料の蒸留酒。さわやかで深い風味が特徴です。
手に入ったら、ぜひりんごのお菓子に使ってみてくださいね。
上からさくさくクッキー、中はフルフルのフラン、最後はジューシーな焼きりんごと、器ごと食べられる楽しいスイーツです。
くり抜いたりんごは・・・というと、そのまま食べてしまってもいいけれど(笑)、いつもは 耐熱器に入れて 天板のすき間で 同時に焼いています。
フランと一緒に食べてもいいし、パンにのせたり、ヨーグルトに入れても。
バターをちょっと落として、ソテーしたお肉のソースにしてもおいしいですよ。
この小さなおまけも お楽しみのひとつです。
何かと気忙しい12月。
おやつの時間でちょっと一息入れて、冬の日々をたのしくお過ごしください☆
りんごとカマンベールのクランブルフラン
【材料】 4個分
・ 卵 1個
・ グラニュー糖 25g
・ 薄力粉 10g
・ 牛乳 50ml
・ 生クリーム 50ml
・ レモン汁 小さじ1/2
・ レモン皮 1/2個分
・ カルバドス 小さじ1(あれば)
・ りんご 4個
・ カマンベールチーズ 1/2個
(クランブル) *作りやすい分量
・ 薄力粉 60g
・ アーモンド粉 60g
・ グラニュー糖 50g
・ シナモン 大さじ1/2
・ 塩 ひとつまみ
・ 無塩バター 50g
【作り方】
* バターは7~8㎜角に切り冷やしておく
* オーブンを180℃に温める
① クランブルを作る。薄力粉とアーモンド粉をボウルに振るい入れる。グラニュー糖、塩、シナモンを加えてよく混ぜる。
② バターを加え、指でつぶしながら粉をまぶす。さらにすりつぶしながら粉となじませ、ぽろぽろのそぼろ状態にする。冷蔵庫で冷やす。
③ 天板にオーブンシートをしき、②を広げてオーブンで20~25分色よく焼く。
④ フランを作る。りんごはヘタの上部分を切り取り、ふたを作る。下の部分の中身をスプーンなどでくり抜き、竹串などで皮に数箇所穴を開ける。カマンベールは1.5cm角に切る。
⑤ ボウルに卵を割りほぐし、グラニュー糖を加えてよく混ぜる。
⑥ 薄力粉をふるい入れて混ぜる。
⑦ 生クリーム、牛乳を順に加え、その度よく混ぜる。レモン汁、レモン皮、カルバドスを加える。
⑧ りんごにカマンベールを入れ、⑦を注ぐ。オーブンで25~30分焼く。竹串をさして生地がついてこなければ焼き上がり。オーブンから取り出し、③をのせる。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。