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FOOD

“小さな葡萄”のケーキレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2019.09.17

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9月半ば

 

過ぎ行く季節が名残惜しく、

過ぎ行く旬も名残惜しく。

 

今回のレシピは『小さな葡萄のケーキ』です。

秋の味覚 葡萄もまさに今が旬ですが、品種が移りかわり、デラウェアはそろそろ終盤。

心残りのないようにと、今のうちに焼いておきたいケーキのレシピです。

 

クルミがアクセントのしっとりとした生地に デラウェアを皮ごとたっぷりとのせて焼き上げました。

甘酸っぱさがぎゅっと凝縮された葡萄は、皮までトロンととけるように やわらか。

小さな果実のおいしさを余すところなく焼き込んだケーキです。

 

はじけた皮からあふれた果汁がシロップの代わり。

焼き上がりはとてもやわらかいので、型のまま冷まし、冷蔵庫で冷やして果汁と生地をなじませます。

冷たいままでも、常温にもどしてからでもおいしいので、お好みで。

 

小さな葡萄をそのまま焼き込んだ 秋色ケーキ

ぜひお試しくださいね。

 

小さな葡萄のケーキ

【材料】 16×22cm型 1台分

・ 卵   2個
・ きび砂糖   60g
・ 無塩バター   100g
・ アーモンド粉  100g
・ 薄力粉   20g
・ ラム酒   大さじ2
・ くるみ   30g

・ デラウェア   2房
・ ピスタチオ   適宜

【作り方】

* バターを室温で柔らかくしておく。
* くるみはローストし、刻む。
* バット(型)にオーブンシートをしく
* オーブンを170℃に温める。

① ボウルにバターを柔らかく練り、きび砂糖を2、3回に分けて加え、クリーム状になるまですり混ぜる。

② ときほぐした卵を2、3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。

③ アーモンド粉を振るい入れ、なめらかになるまで混ぜる。ラム酒を加えて混ぜる。

④ 薄力粉をふるいながら加え、混ぜ合わせる。刻んだくるみを加える。

⑤ オーブンシートをしいた型に生地を入れ、平らにならす。170℃のオーブンで10分焼く。

⑥ 一度オーブンから取り出し、ぶどうを皮つきのままのせる。ピスタチオを散らす。オーブンに入れさらに15~20分焼く。網にとって型ごと冷まし、冷蔵庫で冷やす。

 


製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

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