6月半ば
雨の季節とともに梅の季節がやってきました。
お店にも爽やかな香りの梅が並んでいます。
梅酒に梅シロップ、梅干し、梅酢・・・
何から始めようか あれこれ迷うのも楽しい梅仕事。
雨の季節だからこそ、おうちで過ごせる楽しい時間ですね。
今回のレシピは『梅酒レアチーズケーキ』です。
ほんのりと梅酒が香るチーズ生地に 寒天で固めた梅ゼリーをのせた香り高いレアチーズケーキ。
雨の季節の紫陽花をイメージして、梅ゼリーの中に葡萄ジュースのゼリーをしのばせました。
梅酒はひと煮立ちさせてアルコールを飛ばしていますが、より風味と香りを効かせたいときは、そのまま加えてもOK。
ただ寒天は常温でも固まってくるので、冷たいままの梅酒を加えるとダマになってしまうことも。
寒天液には、軽く温めてから加えましょう。
チーズ生地は 材料をすべて合わせたあと、空気を含ませるように混ぜるのがポイント。
ふんわりと軽く、やさしい口当たりに仕上がります。
ふんわりチーズにつるんとしたのど越しの梅ゼリー。
2つの食感が楽しいチーズケーキです。
梅仕事を終えたら、梅酒のスイーツでのんびりとおやつの時間はいかがですか?
梅酒チーズケーキ
【材料】6㎝セルクル型 8個分
・ クリームチーズ 200g
・ 砂糖 55g
・ ヨーグルト 50g
・ 梅酒 100ml
・ 生クリーム 200ml
・ 粉ゼラチン 5g
・ 水 大さじ2
(梅酒ゼリー)
・ 梅酒 150ml
・ 水 150ml
・ 砂糖 15g
・ 粉寒天 2g
・ ミントの葉 適宜
【作り方】
* 梅酒を火にかけ、ひと煮立ちさせる。火からおろし、冷ましておく。
* クリームチーズは室温で柔らかくしておく。ほかの材料も室温にもどす。
* 粉ゼラチンは水に振り入れてふやかしておく
① クリームチーズを柔らかく練り、砂糖を加える。なめらかになるまで泡立て器でよく混ぜる。
② ①にヨーグルトを加え、よく混ぜる。
③ ②に梅酒を2、3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。
④ ③に生クリームを2、3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。
⑤ ふやかしたゼラチンを電子レンジで10秒ほど加熱して溶かし、④に加えてよく混ぜる。生地に軽くとろみがつくまで、泡立て器で空気を含ませるように混ぜる。
⑥ ⑤を型に流し入れ、冷蔵庫で3時間ほど冷やす。
⑦ 梅酒ゼリーを作る。鍋に水、粉寒天を入れ、絶えず混ぜながら火にかける。沸騰したら混ぜながらさらに2分ほど煮る。火からおろし、砂糖を加えてよく混ぜる。
⑧ 梅酒を電子レンジで軽く温める。⑦に梅酒を加えてよく混ぜる。
⑨ ⑧をさっと水にくぐらせた流し缶に流し入れ、冷やし固める。
⑩ ⑨が固まったら、型の周りを湯で温めた布巾などを巻いて温めて型から外す。
⑪ ⑩の上に角切りにした⑨をのせ、ミントの葉を飾る。
*葡萄ゼリーは梅酒ゼリーの梅酒を葡萄ジュース200mlに、水を100mlにかえ、梅酒ゼリー同様に作る。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。