4月です。
この春、新入生、新社会人となられた皆さま、おめでとうございます!
新学期、新年度。 新元号も発表となり、新たな時間が始まりましたね。
いよいよ、心待ちにしていた桜のシーズンも到来。
満開となった桜に つくづく春の美しさを感じて、うれしくなるこの頃です。
今回のレシピは、日本でも人気の台湾スイーツをアレンジした『桜豆花』。
豆花にもシロップにも桜の塩漬けを加えて、桜の香りを楽しみます。
あっさりとした豆乳に豆腐を加えてコクをプラス。
豆乳は煮立たせるとモロモロに分離してしまうことがあるので、火の入れすぎに注意してください。
軽く温めて、砂糖が溶けたら火からおろしましょう。
そのまま冷やし固めると、豆乳と豆腐の層が分かれてしまうので、時折混ぜつつ とろみをつけてから 冷やし固めるのもポイントです。
塩漬けの桜は 花びらの多い八重桜。
額を除いて花びらをほぐしてから使うと、よりきれいに花びらが散らせます。
ふるふるの豆花にお好みのトッピングをのせて、ゆっくりと桜の季節をお楽しみくださいね。
桜豆花
【材料】
(豆花)
・ 桜の塩漬け 25g
・ 豆乳(無調整) 250ml
・ 豆腐 200g
・ 砂糖 大さじ1
・ 粉ゼラチン 5g
・ 水 大さじ2
(シロップ)
・ 桜の塩漬け 10g
・ 水 200ml
・ 砂糖 70g
・ いちご、バナナ、甘夏、餡 適量
【作り方】
* ゼラチンは水大さじ2にふり入れ、ふやかしておく。
① 桜の塩漬けは塩を洗い、20分ほど水にさらす。額を外して、水の中で花びらを手でほぐす。茎、葉の部分は刻む。水気をしっかりと絞る。
② フードプロセッサー(ミキサーでも可)に豆乳と豆腐を入れ、なめらかになるまで撹拌する。
③ 鍋に②を移し、砂糖を加えてよく混ぜる。弱火にかけて軽く温める。砂糖が溶けたら火からおろす。
④ ゼラチンを電子レンジに15秒ほどかけて溶かす。③に加えてよく混ぜる。
⑤ ④に①を加えて混ぜる。
⑥ 氷水にあてながら時々混ぜ、とろみがつくまで冷やす。
⑦ とろみがついてきたら、バットなどに注ぎ、冷やし固める。
⑧ シロップを作る。桜の塩漬けは①同様にする。小鍋にシロップの材料水と砂糖を入れ火にかける。煮立ったら火から下ろし、桜の塩漬けを加え冷ます。
⑨ 器に大きめのスプーンですくった⑦を盛り、シロップをかける。いちご、バナナ、甘夏、餡をのせる。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。