12月
今回のスイーツはスコップショートケーキ。
ホームパーティーなど皆が集まるイベントのときにもおすすめのケーキです。
おもてなしのときはお料理でバタバタしてしまいがちなので、スポンジ生地は前日に焼いておいて、当日は仕上げだけにすると気分も楽。スポンジは乾かないように2枚重ねたビニル袋に入れてひと晩おいておきます。
ふんわりと優しい口当たりのスポンジとヨーグルトの入ったさわやかなクリーム。ヨーグルトに漬けてトロリとやわらかく戻したドライマンゴーと季節のフルーツもたっぷりとはさんで・・・。
大人も子供も笑顔になれるケーキです。
思い思いのデコレーションで楽しいスコップケーキを作ってみてくださいね。
スコップショートケーキ
【材料】 24x28cm 天板1枚分
(スポンジ生地)
・ 卵 3個
・ 砂糖 70g
・ 薄力粉 50g
・ 牛乳 大さじ2
(クリーム)
・ ヨーグルト 200g
・ 生クリーム 150ml(乳脂肪分35%前後がおすすめ)
・ 砂糖 25g
・ コアントロー 大さじ1
・ いちご 1/2パック
・ バナナ 1本
・ ドライマンゴー 3~4枚(ひたひたのヨーグルトに一晩浸してもどす)
・ りんご、ブルーベリー、ミント、粉砂糖 各適宜
【作り方】
* ドライマンゴーはひたひたのヨーグルトに一晩浸してもどしておく
* オーブンを200℃に温める。
* 天板にオーブンシートをしく。
① スポンジ生地を作る。 ボウルに卵を入れ、ときほぐす。砂糖を加え、湯煎にあてながら泡立てる。生地に人肌の熱がついたら湯煎から外し、さらに泡立てる。(写真a)
② 薄力粉を振るい入れ、ゴムべらで混ぜ合わせる。
③ 牛乳に②をひとすくい加えてよく混ぜてから②に散らすように戻し入れて混ぜ合わせる。(全体が完全になじんでツヤがでるまで、しっかりと混ぜ合わせる。)
④ 天板に生地を流し、表面を平らにならす。オーブンで8~10分焼く。焼きあがったらすぐにビニル袋に入れるか、全体をラップで包んで冷ます。(写真b)
⑤ クリームを作る。ヨーグルト(マンゴーを取り出したあとのヨーグルトに、新たに加えて200g)はキッチンペーパーをしいたざるに入れて150gほどになるまで40~50分水切りする。
⑥ 生クリームと砂糖をボウルに入れ、氷水にあてながら軽く角が立つくらいまで泡立てる。⑤を加えて混ぜ合わせる。このときクリームがゆるければ、やわらかい角が立つまで泡立てる。
⑦ いちご、バナナをスライスし、マンゴーは1~2㎝幅に切る。
⑧ ④のオーブンシートをはがし、3等分に切る。(器に合わせた大きさに切る)。器の底に1枚しく。
⑨ ⑧の上にクリームを塗り広げ、フルーツを散らす。すき間を埋めるようにクリームを少し塗り、スポンジを重ねる。これをもう一段くり返す。(写真c) 残りのクリームを塗り広げ、20分以上冷蔵庫で休ませる。粉砂糖を全体にふり、フルーツ、ミントを飾る。
(写真a)
泡立て器を持ち上げたとき、落ちた生地が広がらずにそのまま残る状態になるまで泡立てる。こんもりと積み重なった生地が広がらずにそのままの形で10秒以上残ればOK
(写真b)
(写真c)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。