最新型の絶叫マシーンがある遊園地や、大好きなキャラクターに会えるテーマパークもいいけれど、どこか昭和な雰囲気が残る素朴な遊園地も、実は楽しいんですよ。
ちょっと古びた乗り物は、写真に撮ってみるとかなりフォトジェニック! そんなおしゃれでかわいいレトロ遊園地の中から、私が最近行った2つの遊園地をご紹介します。
農業体験や動物とのふれあいもできる「むさしの村」
埼玉ののどかな田園地帯にある「むさしの村」では、いちご狩りができたり、動物とふれあえたり、夏にはプールもある、乳幼児から楽しめる遊園地です。今回はいちご狩りのあと、遊園地の乗り物を楽しんで来ました。
素朴な遊園地と侮るなかれ、乗り物は21種類もあります。小さい子どもでも安心して乗れるような乗り物ばかりですが、実は乗り物のデザインが1つ1つ凝っていてかわいいのです。
まずは遊園地の定番メリーゴーランド。こういうメーリーゴーランド、外国映画に出てくる移動式の遊園地にありそう!
そして、ただグルグル回るだけの、このアヒル(?)の乗り物。ベレー帽をかぶってセーラー服を着たアヒルがなんともキュートです。4歳の娘も、特に怖がることなく乗れました。
お次はこのゾウの乗り物。わりと高いところまで上がりますが、動きはゆっくり。ふわりふわりと上下しながら回ります。カラフルなゾウさんが、これまたかわいい!
このほかに観覧車やジェットコースター、汽車などもあります。また、滑り台などの遊具を置いてあるエリアや、ウサギやヤギなどがいるふれあい牧場、季節ごとに果物や野菜の収穫体験ができるわくわくファームもあり、1日中親子で遊べる遊園地なのです。
都電で行くのも楽しい! 歴史ある遊園地「あらかわ遊園」
東京で唯一の路面電車「都電荒川線」沿線にある「あらかわ遊園」は、なんと大正時代からある歴史ある遊園地。こちらにも、乗り物だけでなく、どうぶつ広場や魚つり広場、夏にはプールもあります。
こちらの乗り物の中で、私がもっとも気になったのはファミリーコースター。ホームページによると「日本で一番遅いジェットコースター」なのだそうです。確かに、ぜんぜん怖くありません。しかも、見た目はいも虫。こんな脱力系コースター、ほかに無いかも! 3歳以上で身長80cm以上なら乗ることができます。
そのほか、遊園地の定番、メリーゴーランドやコーヒーカップ、観覧車なども。観覧車は、遊園地のすぐ横を流れる隅田川を眼下に見下ろす眺めは、なかなかのものでした。
どうぶつ広場には、うさぎやモルモットに触れるふれあいコーナーがあったり、動物にえさをあげることができ、小さな子どもたちに大人気でした。
入園料や乗り物の料金がお手ごろなのもレトロ遊園地の嬉しいところ。また、お弁当を持って入ることができるので、ピクニック気分で訪れてみてはいかがでしょうか。
相馬由子 Yuko Soma
ライター
1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。