ドラマ化で話題の心理学で迷い解消!

ドラマ化で話題『嫌われる勇気』から学ぶ、アドラー的子育て術〔第2回〕

現在放送中のTVドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系列・毎週木曜22時〜)。その原案となった書籍には今の日本の常識とは逆に思えるアドラーの教えが描かれています。

そこで同書の共著者でアドラー心理学の研修者である岸見一郎先生へのアドラー的子育て術インタビューの第二弾。子供のためと思っての行動が、実は子供の自立を妨げている!? 自立を促す育児法を中心にご紹介します。

多くの親は子離れができていない

津島 アドラー心理学は過去の原因ではなく、未来の目的を重視しています。そんなアドラーの考えを子育てに応用するにはどうしたらいいでしょうか?

岸見 どんな風に育てたいのか、絶えず考えておくことです。考えておかないとその場限りの対応になります。泣いたら叱る、の繰り返しではなく、どんな風に育ってほしいか見据えていないと刹那的になります。

津島 どうなってほしいか、とは、もちろん職業的な意味ではないですよね。

岸見 精神的な面です。親の手を離れて生きていくため、自立するための援助をするのが子育ての目的。しかし多くの親は対応を間違え、自立を妨げています。

津島 どういう行為が自立を妨げますか?

岸見 子供が自分で解決しなければならない課題を親が肩代わりすることです。勉強をする・しないは子供の課題であって、親が「勉強をしなさい」というのは間違い。自分で解決しないといけません。ある年齢になったら自分でできるようになる。それなのに親はいつまでもできないと思って、手や口を出します。

大人が思うよりも早い時期に自分のことをできるようになります。「この子は何もできない」と思っていたら、できないふりをします。

津島 小さくてもそんな悪知恵が! それにしても子供のできる・できない、の見極めって難しいです。

岸見 多くの親は思春期になっても朝、起こしますが、起きないのは子供の課題。そもそも朝起きられないはずはありません。必要があれば親が起こさなくても、アラームをセットして一人で起きて出かけて行きますよ。

子供が小学校に入学する前夜に「あなたは明日から小学生だから、一人で起きてもいいですよ」と目覚まし時計を渡した知人がいました。時計の使い方を教えたら、それ以来、起こすことはありませんでした。またその話を聞いた別の知人は、4歳の子供に同じことをしたら一人で起きられるようになったそうです。

朝、起きられるようになる見極めは難しいですが、大人が思っているよりは早い時期に起きられるようになります。

津島 個人差はあると思いますけど、4〜5歳になれば一人で起きられるようになるんですね。

岸見 起きるだけに関わらず、親が思っているよりも子供の成長は早いと思っていた方がいいですね。

津島 子供の成長が早いといえば、うちは1歳半なのでまだ会話はできないのですが、こちらが言っていることはわかっているような気はします。

岸見 わかっていると思いますよ。完璧にわかっていると思って付き合ってください。わからないと思ってひどいことを言って、わかっていたら困りますよね。私の経験では、かなり早い時期に子供は理解していると思います。

暮らしのヒント/子育て 最新の記事

子育てをもっと見る

Writer Profile

津島千佳

ライター

Tica Tsushima

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

LEE100人隊をもっと見る

LEEメンバーになって
お気に入りの記事をCLIPしましょう!

LEEメンバーになると何ができるの?
会員限定記事が読み放題
マイページにお気に入りの記事リストが作れます。
プレゼントやイベント、セミナーに応募できます。
人気連載などにコメントができます。
お得な情報が満載のメールマガジンをお届けします。

メンバー登録はこちら

すでにメンバーの方はこちら

ログイン

LEEメンバーになって
お気に入りの記事をCLIPしましょう!

LEEメンバーになると何ができるの?
会員限定記事が読み放題
マイページにお気に入りの記事リストが作れます。
プレゼントやイベント、セミナーに応募できます。
人気連載などにコメントができます。
お得な情報が満載のメールマガジンをお届けします。

メンバー登録はこちら

すでにメンバーの方はこちら

ログイン