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【鈴木亜美さん】時間と心の余裕を生み出す「ルーティン本」を発売。「考えなくても体が動く、が最強!」

2026.10.26

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歌手・タレントとして活躍し、9歳・6歳・4歳の3人の子どもを育てるママでもある鈴木亜美さん。超多忙な日々を乗り切るために生み出した生活のルーティンを1冊にまとめた『考えなくても体が動く! 鈴木亜美のすごいルーティン』を上梓した鈴木さんに、ルーティン作りのコツや、実際の生活の様子をうかがいました。

●鈴木亜美/歌手・タレント 1982年神奈川県生まれ。オーディション番組「ASAYAN」をきっかけに、小室哲哉氏プロデュースで1998年「love the island」で歌手デビュー。以降、国内のみならず海外にもファン層を広げ、歌手のほかタレントとしても活躍。料理、整理収納などのジャンルでも「好き」を突き詰めて積極的に活動。プライベートでは2016年に結婚、現在は三児の母として家事育児にも全力を注ぎ、Instagram等で発信する等身大のママとしての姿が共感を呼んでいる。

しくみを確立させるまでは大変!
でも結局はラクになれるから

『考えなくても体が動く! 鈴木亜美のすごいルーティン』には、鈴木さんが約3年かけて確立させていった毎日の生活のルーティンがギュッとまとめられています。初めてのご著書ということで、制作はいかがでしたか?

鈴木さん 女性向けwebメディアで連載していたことをまとめた内容が中心で、新たに自宅の収納写真など写真を撮り下ろしたという感じなので、そこまで大変ではありませんでした。内容も、本を作るために用意したわけではなく、わが家のリアルな毎日のルーティンそのまま。子どもが2人までは何とか生活を回せていたのですが、3人目が生まれたら本当に手が回らなくなっちゃったんです。そこから、朝起きてから夜寝るまでのやること・やり方を確立させていった感じです。

家の中のものの収納場所や収納方法など、お子さん達に焦点を合わせたしくみ作りがすごく参考になりました。

鈴木さん 家の中の動線やものの置き場所などは、もちろん私自身がやりやすいようにというのはありますが、同時に子どもたちが自分でできるようにというのを常に考えています。高さや作業工程などを子どもに合わせると、自分たちでも自然とやってくれるようになるんですよね。今、食事のときには子どもたちが食器やお箸を出してくれます。そういう1つ1つが本当に助かるし、子どもの自立にもなるなって。

それは素晴らしいですね! でも、そのしくみを作るまでが大変で結局自分でやっちゃう……というママも多そうです。

鈴木さん めっちゃ分かります(笑)。私も長男が小さいころはそうでした。長男が3歳で保育園に入ったころは何でも私がやってあげていたんです。そのほうが早くて正確だし、イライラしないで済むから。でも1歳から入園している周りのお友達は、着替えもトイレも自分のことが自分でできていたんですよね。それを見て「あ、この子が自分でやる機会を私が奪っていたのかな」とショックを受けました。そこから子どもが自分でできる、という視点で考えるようになりましたね。
 次男のときは、だから「自分でできるようになる」を念頭に最初からいろいろやりました。離乳食では「つかみ食べ」もよくさせましたよ。すごく散らかして片付けは大変なんです、本当に(笑) でも結果、私が食べさせなくても自分でちゃんと食べてくれるようになって、私も一緒に食事を楽しめるし、ちょっとその間に他のことをやったりもできるし、「やってよかった!」って心から思いました。
 例えば収納などは、一度作ったしくみが「なんかしっくり来ないな」ってことはもちろんあります。そうしたらすぐ改善点を考えて試してみる。違和感は抱えたままにせず、トライ&エラーを何度もやって軌道修正していきます。

モヤモヤ迷う時間はもったいない!
やりたいことは今やろう

ご著書では「悩む時間をつくらないためのルーティン」と書いていますが、決断や行動が早いのはもともとも性格ですか? それとも仕事や育児の中で磨かれたのでしょうか?

鈴木さん 性格もありますが、仕事が大きいかもしれません。衣装を選ぶにしても歌詞を作るにしても、私が悩んだり考える時間が長いとその間周りの方たちを待たせてしまう。10代からずっとそういう環境だったので、パッと決断して動き出したほうがみんながスムーズで、時間に余裕ができて、もっといいアイディアが浮かんだりメリットが多いって気づいて。それで、より時間を有効に使うために、朝着替えて仕事に行くときにはいつも決まった服でいいやとか、私の中で要不要がハッキリしていった感じですね。

鈴木さんのご自宅の写真を見ると、モノがすごく少ないことにも驚きます。

鈴木さん ものが多い家で育ったんですよ、私。母がものを捨てない&よく買ってくる人で、「なんでまた同じようなものを買ってきたんだろう」ってよく思っていました。
だから今、自分の家には必要なものだけを厳選して置いています。2年使っていないものは躊躇なく断捨離。その代わり、買う時も衝動買いとかはないし、買おうかどうしようか迷ったら買わない。「いつか使うかも」「ないと困るかも」の「かもかも星人」はやりません(笑)。
 服にしても流行とかにはあまり関心がなくて、好きなテイストや色、形はずっと変わらないんです。数はそんなにいらないから、本当に好きなものだけをとことん着倒して、ぼろぼろになったら「ありがとう」の気持ちを込めて手放し、また同じようなのを買う。その繰り返しだと、そう増えることもありません。

整然としたクローゼットも憧れます。整理収納アドバイザーの資格も持っていらっしゃるんですよね。

鈴木さん 子どものころから整理収納が好きで、自分のスペースだけは使いやすいように整えて、毎日同じ場所に同じものがあることに気持ちよさを感じるタイプでした。でも、この仕事をするようになって、例えばテレビなどで「整理収納が好きなんですよ」って言っても、単に「へぇ、そうなんですね」で終わっちゃう。せっかく工夫していい収納方法とか考えても、説得力がないのはもったいないなって。だからきちんと勉強して理論を整えた上で発信しようと思いました。

小さなお子さんが3人もいて、お仕事もしている中で資格も取得して、というのは大変ではなかったですか? 

鈴木さん 3人目が生まれた後、少し仕事に余裕がある時期に取得しました。好きなことだから勉強自体は苦痛でもなんでもなく、むしろ楽しみが増える感覚で。以前フードアナリストの資格も取得したのですが、「好き」だけだとそこで止まってしまうことが、勉強して資格を得ることでその先につながる。
やりたいことがあっても1歩踏み出すのにためらう人は多いかもしれません。でも何もしないでいても時間は過ぎていくだけなので、やらないで後悔するよりは、まずやってみる。そこでモヤモヤ迷っている時間がもったいないな、って思います。

ご著書では、お子さんとの向き合い方も書いていますね。3人を育てるなかで意識していることはありますか?

鈴木さん 3人ともそれぞれ個性があって、ものの伝え方1つでも響く・響かないが違うんです。私がよく使うのは「その子がひいきにしている人を引き合いに出す」という方法。例えば長男が「宿題やりたくないな」と言ったら、「いいけど、先生悲しむんじゃない?」とか、娘には「○○ちゃんパパが遊びたいって言ってたから、片づけたら遊びに行ってみようよ」とか。私の希望や感情を押し出してもスルーされてしまうので(笑)
 そうやって対応を1人1人で変えることもそうですが、じっくり話を聞いたりとかも、毎日のルーティンが決まっていることで、時間や心に向き合う余裕が生まれるからできることだと思うんです。そのためには余計なことで悩まない、迷わない。それが結果としてスムーズで心地いい毎日や、子どもとの信頼関係を築くことにつながる気がします。
子ども成長に伴ってルーティンも変わっていくと思いますが、子どもたちと料理したり買い物に行ったり、楽しみももっと増えてくるので、これからもルーティンを進化させて時間を生み出していきたいです。

書籍では、自宅のクローゼットを公開。洋服は1年分で枚数を厳選しているのだそう。「新しい洋服を買うのは基本的に買い替える時。毎日『何着ようかな?』と悩むのが面倒なので、一年中同じような洋服を着ているかも。」(書籍より抜粋) 
「キッチンを整えるプチアイディア」ではキッチン収納のテクニックも。「直置きすると散らかる原因になるので、100均のカゴで種類ごとに分け、立てて収納しています。引き出しの中に元々ついていたつっぱり棒のようなもので空間を区切ると、散らかるのを防止する効果が!」(書籍より抜粋)
『考えなくても体が動く! 鈴木亜美のすごいルーティン』(講談社) ¥1650 (税込み) 整理収納アドバイザー準1級やフードアナリスト2級の資格を持つ、鈴木亜美の自宅のリビングやキッチン、クローゼットなど、プライベート空間の収納やキレイを持続させる家事ルーティンを公開。家事や3人の母として日々を快適に回す子育てのヒントも満載の1冊です。10月22日発売。 

ピアス¥8640(アビステ)
ワンピース、シューズ(スタイリスト私物)

●問い合わせ先/ アビステ www.abiste.co.jp

Staff Credit

撮影/名和真紀子 自宅撮影/廣江雅美  表紙撮影/水野昭子  取材・文/遊佐信子

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