劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』は公開日調整中
【ファーストサマーウイカさん】劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』「少しの意識の変化で「誰もがヒーロー」に」
2026.09.18
Culture Navi
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少しの意識の変化で「誰もがヒーロー」に
ファーストサマーウイカさん

今やドラマに映画にバラエティにと、どんな場所でも深い爪痕を残しているファーストサマーウイカさん。そんな中、自身が大ファンだったと語る本作への出演オファーには、意外にも、いえ、ファンだからこその複雑な心境を吐露しました。
「個人としてはうれしかったですが、一ファンとしては『新メンバー加入って、これまでのメンバーはどうなるの? あの大好きな空気感が壊れないか?』と不安を感じて。でも台本を最後まで読んだら『これ最高!』となりました。だからMERファンの方には、むしろ不安を抱えたまま観に行ってほしいです。きっと最後は『新チームがいてよかった』と思ってもらえる確信があるので」
観客にとって見ごたえがあるほど、現場は比例して過酷なものに!
「精神と肉体を限界まで使う極寒のロケ現場だったので、一致団結しないと乗り越えられなかった。だから強い連帯感があり、チームワークは最高でした。それは鈴木亮平さんはじめレギュラー陣が、新メンバーを家族のようにすぐに温かく溶け込ませてくれたから。鈴木さんは手術の手順や道具などの膨大な知識が頭に入っていて、常にそれをどう表現するか考えていて。医療の知識から本作ならではの見せ方のコツを教えてくれたり、私物のチューブを練習用に貸してくれたり。すべての人に目が行き届いている方でした」
ウイカさんが演じるのは、麻酔科医の池尻久仁子です。
「MERにおいては新人ゆえに勝手がわからなくて当然ですが、麻酔科医としてのキャリアを買われて選ばれているので新米医師ではない、という塩梅は考えました。そんな立場や状況が、私自身のそれとも重なって、とてもリアリティをもって演じられたと思います。ただ怒涛の如く展開が押し寄せるので、それを表現できる場は限られてもいて。そこを素晴らしい脚本と監督、スタッフ陣の熟練技が、うまく抽出してくださいました」
災害時や未曽有の危機において、人がいかに容易(たやす)くパニックに陥り、自己中心的になりがちか、私たちはすでに目の当たりにしてきました。それだけに、本作が描くドラマに本気で熱くなります。
「有事の際、『自分にできることはないか』という意識が芽生えるかどうかで、状況は大きく変わる。それが本作のテーマ『誰もがヒーロー』につながるのです。現場では動ける人は手助けをして、遠く離れている人は、少しでも支援で力になる。わずかでも誰かを救う意識を持つこと。助け合う気持ちこそが、これからの時代、本当に大切なのだと思います」
最後に、多岐にわたる活躍をされるウイカさんに、「やりたいこと」と「求められること」の折り合いのつけ方を聞いてみました。
「年齢とともに自我が減るように見えるのは、実は諦めが勝っていくからかもしれない。でも、理由なく身を引くのは何の解決にもならない。だから私は『なぜ何のために折り合いをつけるのか』と5W1Hの視点を大切にしています。感情的に反発するのではなく、納得できる妥協点を話し合う。自分も相手も嫌悪感が残らないよう、仕事でもプライベートでも意識していることです。ただ話が通じる相手に限りますが(笑)!」
PROFILE
ふぁーすと・さまー・ういか●1990年6月4日、大阪府生まれ。近年の主な出演作に、映画『禁じられた遊び』(2023年)、『花まんま』(’25年)、『バナ穴 BANA_ANA』(’26年)、『シャドウワーク』(’26年9月25日公開予定)、『ファーストボイス』(’26年10月2日公開予定)。ドラマに『光る君へ』(’24年)、『時すでにおスシ!?』(’26年)ほか。
Instagram:f_s_uika
X:FirstSummerUika
公式サイト:firstsummeruika.com
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』

MER設立から5年。新たなメンバーを迎えた新生TOKYO MERが始動した矢先、巨大な直下地震が東京を襲い首都機能は一瞬で壊滅する。事故や火災が各地区で同時多発し、至る道路で渋滞が発生、救急車両も通れない。そんな中、チーフドクター・喜多見(鈴木亮平)率いる新生TOKYO MERは、被害者があふれる現地へと、危険を顧みずに向かおうとするが。公開日調整中。
劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』公式サイト
Staff Credit
撮影/田中 瞳 ヘア&メイク/吉田真妃 スタイリスト/近藤伊代 取材・文/折田千鶴子
こちらは2026年LEE10月号(9/7発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。
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