義父母の言動・関係にイライラ…そんな時「バウンダリー」の考え方で、親族ストレスからラクになる!
2025.12.17
人との境界線を引く言葉と態度を少し意識するだけ
「バウンダリー」の考え方で、親族ストレスからラクになる

実家への帰省や、親族で集まる機会も増える年末年始。身内だからこその価値観の押しつけやデリカシーのなさなどで、親きょうだいや親戚とかかわるのがしんどい、という人も多いのでは? 実は、そんなつらい人間関係が考え方ひとつでラクになる方法があるんです!
「バウンダリー」とは?
バウンダリーとはもともと心理学用語で、「自分がどこまで相手とかかわるか」を決めるための心理的な境界線のこと。関係を断ち切るためではなくお互いを尊重するための「線引き」をすること。
こんなあるあるシーン、どう対処すれば?
「バウンダリー」を意識したケース別アクション&フレーズ集
LEE読者が過去に経験したり、現在進行形で悩んだりしている義父母ストレス実例。心をラクにする考え方や対処法を藤野さんがアドバイス!

一つ一つの悩みは、シチュエーションが違うだけで対処法の型は共通しているんですよ
義父母に対して
■それ褒めてるの? イヤなんですけど
好意なのか知りませんが、義母は会うたびに「やせた?」と聞いてきます。「そう言われることが好きではない」と伝えているのに、毎回言われてくたびれてしまいます。
LEEメンバー・せっちゃんさん
藤野先生アドバイス
相手の言葉はコントロールできなくても受け取るか否かは自分で選べる
「誰の言葉にどれぐらい重きを置くか、決めるのは自分。相手が発する言葉はコントロールできませんが、それを受けるか否かはあなた次第。小学生に『ばーか』って言われても腹立たないですよね? それと同じで、言葉を受け取らない自由があなたにはあります」
■たまに子どもの世話を頼むと姑のドヤ顔が止まらない
義母に子どもを預かってもらうことがたまにあるのですが、そのときのエピソードを、親族の集まりでいかにも自分が孫育てを日常的に行っているかのように話すのが本当にストレスです。
LEEメンバー・要さん
藤野先生アドバイス
自分で自分の頑張りを認めてあげると義母の言葉をスルーできることも
「おそらく義母の話を聞く人は、それが日常でなはいとわかっているはず。義母を快く思わない気持ちから、そのように聞こえてしまっている可能性も。たまに見てもらうのは事実、そしてありがたいことかと。『預かってもらう日以外は自分が頑張っている!』と自分を肯定してあげると、気持ちが鎮まるかもしれません」
■デリカシーのない下ネタを孫に言う義父
義父は、孫にしょうもない下ネタなどをひとりでおもしろがって話してきます。変な言葉を勝手に教えないでほしいです。
LEEメンバー・ネネさん
藤野先生アドバイス
想像力が欠如している相手にも響きそうな例を持ち出してみて
「お義父さんも孫がかわいいのは間違いないと思うので、そこを利用しましょう。『(そういう言葉を使って)先生に叱られた』などと伝え、『トラブルになったらかわいそう』という想像力を働かせる方向に導いてみて」
■夫の実家が汚すぎる問題
義父母宅が不衛生すぎて行くのがつらいです。遠方だから日帰りは難しく、泊まらなくてはいけないので、訪ねる前から具合が悪くなります。いい人たちなので言うのもつらいし、行くのもつらい……。
LEEメンバー・トマトさん
藤野先生アドバイス
イヤなことは我慢せず優先順位をはっきりさせてみよう
「夫の両親の気を悪くさせたくないなら『ご負担になるので、近くのホテルをとります』『子どもにアレルギーがあるので長居が難しいです』など上手にウソを。健康が最優先なら、家には行かず外食のみという選択肢も。最も大切にしたいことは何か、自分の中で明確に」

■️息子の嫁(私)はパシリじゃない!
義母は帰省のたびに「テレビで話題のあのスイーツ買ってきて! みんなに配るから30個くらいね」と平気で言います。さらに、金額の負担もすべてこちら。対等な相手として見られていない感じがします。
LEEメンバー・クリスティさん
藤野先生アドバイス
要求を全部飲む必要はなし、「ここまでならできる」で歩み寄りを
「拒否して関係を悪化させたくないのであれば『できる範囲はここまで』と線を明示することから。例えば『5個なら買えます』でも、ネットショップがあればURLを教えてあげるでもOK。自分を大切にすることを諦めずに、少しずつ境界線を調整していきましょう」

Staff Credit
まんが・イラストレーション/たぬポンド 取材・文/遊佐信子
こちらは2026年LEE1・2月合併号(12/5発売)「「バウンダリー」の考え方で、親族ストレスからラクになる」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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