30代・40代のための【頭皮＆ヘアケア診断】あなたにぴったりなシャンプーは？毛髪診断士 伊熊奈美さんがお見立て！

顔の肌と同じように、実は「頭皮」と「髪」にもエイジングは訪れます。〝以前と違う〞と感じていながら、つい見て見ぬふりをしていませんか？しかもケアを頑張ってもすぐに結果が出にくく、モチベーションが上がりにくいパーツ。でも今からコツコツ積み重ねていけば、2年後には「頭皮」や「髪」の状態に大きな差がつくはず。そこで無理なく始められて、続けやすいヘアケアを髪のプロ・伊熊奈美さんに教えていただきました！

教えてくれたのは

伊熊奈美さん

美容エディター・毛髪診断士指導講師

20代から美容専門誌などで美容エディターとして活躍。ヘア企画を多く担当し、取材を続けるうちに、もっと深い知識を広げたいと「毛髪診断士認定講師・指導講師」の資格を取得し、各メディアでヘアケアのプロとして発信。LEEweb「教えて伊熊さん！ 大人の髪悩み相談室」も好評連載中。

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教えて伊熊さん！ 大人の髪悩み相談室

LEE世代の「頭皮」と「髪」には何が起こっている？

「35歳くらいから髪のファーストエイジングの兆しを感じ始めます。髪型が決まりにくい＆崩れやすいというのは、実は髪からのサイン！　空洞化などの髪質変化によって、スタイルが決まりにくいんです。セット時間がないなど日々の生活に紛れやすい兆候なので、気づきにくいのが難点」（以下・伊熊さん）

「加齢によって頭皮は弾力不足になり、重力にも逆らえなくなってきます。すると次第に薄く、硬い頭皮になってしまうんです。もともと体の最上部（頭皮は末端です！）にあるため血流が届きにくい頭皮ですが、地肌が硬くなることで、さらに血流が滞りやすい状態に」

「出産を機に、髪質の変化を感じている方も多いかと思いますが、それはホルモンバランスの変化が原因。これをきっかけに薄毛悩みが深刻になるケースも。髪のハリコシがなくなってくるのは最初のサイン。以前より髪が細くなっていると感じたら、薄毛ケアが必要だと思って！」

血流が悪くなること＆ホルモンバランスの乱れ

「末端の頭皮や髪にまで栄養を届けるのは毛細血管の役割です。加齢や頭皮の硬さなどが原因で、この毛細血管の血流が滞り、髪に栄養が行き渡りにくくなります。一方、女性ホルモンは髪の質を保ち、ツヤなどを与える役割が。この両方の機能が落ちると、髪のエイジングが進行します」

忙しさで、ヘアケアや対策が追いつかない

「子育て、家事、仕事などでマルチタスクが求められ、忙しくてヘアケアまで手が回らず、対策が後手に回りやすい世代です。でも丁寧なヘアケアとは、時間をかけることではなく、いつもの習慣に必要なお手入れを組み込むこと。毎日の洗髪時間を有効活用しましょう」

ストレスや寝不足などライフスタイルの不規則さ

「前述のとおり、髪の健康に必須な血流と女性ホルモン。けれど睡眠不足やストレス過多になると、血流が悪くなったり、女性ホルモンのバランスが乱れてしまったりと、髪に悪影響な状態になりやすい。生活習慣をすぐ変えるのが難しいからこそ、ヘアケアで補ってあげるのが大切です！」

＂頭皮は別モノ＂じゃない。顔と同じ「肌」としてケアを！

硬さとコリは血流の敵！ いい血流なら、いい髪が育つ

美容エディター・毛髪診断士指導講師 伊熊奈美さん

LEE世代は余裕で間に合う！頭皮ケア習慣は美髪を裏切らない

細毛は薄毛の扉。ハリコシのなさはお手入れ本格化のサイン

美容エディター・毛髪診断士指導講師 伊熊奈美さん

毎日のシャンプーこそ頭皮ケアのタイミング

一番チェックの多い項目が、優先すべき頭皮＆ヘアケアです。

• 頭皮に部分的な赤みを見つけることがある
• 頭皮にかゆみや刺激を感じやすい
• 乾燥していて、細かいフケが出ることがある

おすすめのシャンプーはこちら！

• 頭皮のベタつきが気になる
• 頭皮がにおっている気がする
• 睡眠不足など、生活習慣が乱れがち

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• 髪のハリ＆コシがない
• トップがペタンとしてボリュームが出ない
• 頭皮の乾燥を感じている

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• 明らかに、以前より髪のうねりやアホ毛（短い毛）が目立つ
• 頭頂部や顔まわりのスタイリングが決まらない
• 以前のような髪のツヤがなくなってきた

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• 雨の日に広がったり、ぺたっとしやすくなってきた
• ダウンスタイルが決まらなくなってきた
• （カラーなどで）髪が傷みやすくなった気がする

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効率的にケアをして髪のエイジングを予防しましょう

美容エディター・毛髪診断士指導講師 伊熊奈美さん