BEAUTY

ゆらぐ私たちのための最適解スキンケア

ゆらぎのサインを見逃さないように

乾燥、ニキビ、頭皮の痒み…【30代・40代、秋のゆらぎ肌の原因とは?】皮膚科医が教える最適解スキンケア

  • LEE編集部

2025.10.07

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夏疲れ肌に要注意!

ゆらぐ私たちのための最適解スキンケア

乾燥、ニキビ、頭皮の痒み…【30代・40代ゆらぐ私たちのための】皮膚科医が教える最適解スキンケア

長い夏が過ぎ去った後、なんとなく肌の不調が続いているとしたら、それは秋ゆらぎ。肌の夏疲れを置き去りにしているサインです。今こそ「わたし」に目を向け、ゆらいだ肌をいたわってあげて。皮膚科医である慶田朋子先生が、30代・40代のゆらぎ世代の最適解スキンケアを教えてくれます。

Index
  1. ゆらぐ私たちのための最適解スキンケア
  2. 代表的なゆらぎのサインはこちら
  3. 1.頬の毛穴が目立ってきた。これもゆらぎなの?
  4. 2.乾燥もするけどニキビも繰り返しています
  5. 3.もともと敏感ぎみ。エイジングも気になる
  6. 4.頭皮がむずがゆく気づくとポリポリ
  7. ゆらぎ肌の原因は
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慶田朋子先生

教えてくれたのは…

慶田朋子先生

皮膚科医

銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。皮膚科専門医の立場から大人の肌悩みを解決に導く指南が評判。プライベートでは23歳と12歳の娘さんのママ。

酷暑を過ごした肌はゆらぎやすくその不調がエイジングを招きがち。ゆらぎを侮らず最適解ケアを

「今年の夏も記録的な酷暑でしたね。紫外線ダメージはもちろんのこと、気温が高いと肌表面も熱を帯び、角層から水分が蒸発。肌に貼りついた汗は刺激になり、小さな炎症がいつもくすぶっている状態に。さらには糖質に偏った食生活、運動不足、睡眠の質の低下が追い打ちをかけて肌の再生が間に合わず、秋になった今、肌ゆらぎ=肌の不調となって表れているのです。炎症は小さくてもシミ、シワ、たるみの引き金となるので侮ることなかれ。ゆらぎを感じたら放置せず、いたわるケアを始めましょう」(慶田朋子先生 以下同)

代表的なゆらぎのサインはこちら

  • 肌がむずがゆい
  • いつもの化粧水がしみる
  • 赤みが引かない

意外と見落としがちな、ゆらぎのサイン。むずがゆい肌をポリポリかいたり、化粧水がしみるのにそのまま使い続けたり、赤みを放置すれば炎症が大きくなり定着。くすみや乾燥肌、本格的な敏感肌、エイジングを招きます。

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1.頬の毛穴が目立ってきた。これもゆらぎなの?

毛穴が気になるイラスト

「毛穴目立ちはゆらぎサインのひとつ。肌のバリア機能が低下してうるおいを保てず、肌がしぼむことで毛穴が目立ちます。夏の紫外線の影響で真皮がヘタリ、毛穴目立ちに拍車をかけている可能性大。ゆらぎ肌、敏感肌用のコスメで肌に刺激を与えないように保湿し、ハリを高めましょう」(慶田朋子先生)

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2.乾燥もするけどニキビも繰り返しています

乾燥もするけどニキビも繰り返していますイラスト

「肌がゆらぐとターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴をふさぎ、皮脂の出口にフタをして、ニキビを引き起こします。洗顔料を使わないぬるま湯洗顔にこだわるなど、毎日の洗顔で古い角質や皮脂が落ち切れていないのも原因。肌がゆらいだときこそ洗顔料を厳選して、きちんと汚れを落としてくださいね」(慶田朋子先生)



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3.もともと敏感ぎみ。エイジングも気になる

もともと敏感ぎみ。エイジングも気になるイラスト

「もともと敏感肌の人は、肌のバリア機能が脆弱で肌が乾燥しがち。秋になって湿度が下がると、ますます乾燥が進みます。乾燥状態の肌は、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す力も低く、肌のハリが失われ、シワやたるみを招きます。今の敏感肌コスメはバリア機能を高めながらエイジングケアできるものも。試してみる価値ありです」(慶田朋子先生)

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4.頭皮がむずがゆく気づくとポリポリ

頭皮がむずがゆく気づくとポリポリしているイラスト

「頭皮は、汗刺激、シャンプーやドライヤー、紫外線の影響で乾きがち。でも頭皮保湿の習慣がある人はまだまだ少なく、秋口の空気の乾燥で、頭皮のバリア機能は不安定に。頭皮がゆらいでかゆくなったり赤くなったりすることも。頭皮ゆらぎケアはシャンプー・コンディショナー選びと保湿がポイント。ゆらぎ対応のものを選びましょう」(慶田朋子先生)

answer

ゆらぎ肌の原因は

外的環境

  • 寒暖差
  • 乾燥
  • 秋花粉
  • ストレス
  • 紫外線

「気温などの環境が過酷になり、ストレスフルな現代に生きる私たちにとって、もはやゆらぎ肌は避けられない試練。ここに挙げた原因以外にもホルモンバランスが乱れたり、忙しさで自分の食事がおろそかになりがちなLEE読者はゆらぎ肌要注意世代です」(慶田朋子先生)

生活環境

  • 保湿不足
  • 睡眠不足
  • メイクをちゃんと落とせていない
  • 肌に触れるクセがある

「わたしも経験がありますが、子育てや家事、仕事優先で、自分のことはどうしても後回しになりがち。肌に負担のない心地よいコスメでやさしく手当てするゆらぎケアは、『わたしケア』の絶好のトレーニングでもあるのです」(慶田朋子先生)

Staff Credit

撮影/橋口恵祐 スタイリスト/山本瑶奈 イラストレーション/itabamoe取材・原文/小田ユイコ

こちらは2025年11月号(10/7発売)「ゆらぐ私たちのための最適解スキンケア」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年11月号現在)です。

おしゃれも暮らしも自分らしく!

LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
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